阪神、激闘の末にオリックスをサヨナラで下す！
＜日本生命セ・パ交流戦：阪神1－0オリックス＞◇6日◇甲子園 阪神タイガースが6日、甲子園球場で行われたオリックスとの「関西ダービー」初戦で劇的なサヨナラ勝ちを収めた先発投手同士の素晴らしい投手戦が続く中、両チームはどちらも得点を挙げられず、試合は0－0のまま延長戦に突入
10回裏、阪神は1死満塁のチャンスを迎えた
この重要な局面で木浪聖也内野手（30）が見事な打撃を見せ、一塁線を抜けるサヨナラ安打を放った
この一打で阪神は貯金を今季最多の12に増やし、精神的にもチームを引き上げる勝利を手に入れた
投手戦が続くも阪神が見事な勝利を飾る
試合は両チームの投手が好投し、息詰まる展開が続いた阪神は今季13度目の完封勝ちを挙げ、これにより「1－0勝利」は今季6度目となり、いずれも球団最多ペースを更新する
九回にオリックスの広岡が痛烈なライナーを残して阪神の石井大智投手（27）が頭部に打球を受けて緊急搬送されるというアクシデントもあったが、チームの士気を高める要因となった
木浪は「勝ちたい気持ちが強かった」と語っており、仲間のために勝利を誓った
申告敬遠から生まれたサヨナラ打
木浪は、1死二、三塁の場面で後ろの坂本が申告敬遠を受けると、1本のバットに全てをかけた「火が入りましたね」と語る彼は、期待に応えて満塁のチャンスで打撃に集中
カウント2－2の状況で、川瀬投手の低めの128キロの落ち球をしっかり捉え、サヨナラ打を放つ事ができた
監督も称賛するチームの団結感
藤川監督は試合後、チームが一丸となって勝利を目指した姿勢を称賛し、「何とか勝たなければいけないという強い気持ちが感じられた」と述べた試合を通じ、仲間への思いやりと一体感が勝利を導いた
阪神はこの勝利で次の試合への自信を深め、オリックスとの戦いで更なる連勝を狙う姿勢を見せている
阪神のサヨナラ勝利は、仲間の負傷という厳しいシーンの後に生まれたもので、選手たちの士気と結束を感じさせるものでした。木浪選手の活躍は素晴らしく、やはり高い集中力が求められる場面での一打は、チームにとっても大きな意味を持つものでした。次戦に向けても期待が高まります。
キーワード解説
- サヨナラ勝ちとは？ 一つの試合が同点のまま進行し、最終的に最後のイニングで得点を挙げて勝利を収めることを指します。
- 投手戦とは？ 投手同士が好投し、両チームの得点が少ない試合展開を指します。
- 申告敬遠とは？ 特定の選手を敬遠して出塁させる戦術です。相手の打撃力を避けるために使われます。
