元プロ野球審判が語る長嶋茂雄との思い出とその影響力

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元プロ野球審判員が振り返る長嶋茂雄監督との思い出とその影響力

プロ野球の審判員を34年間務め、通算2902試合に出場した井野修さん(71)が、最近亡くなった巨人の元監督、長嶋茂雄さんとの思い出を語る企画「ジャッジの裏側」を通じて、その影響力や個性を振り返った

長嶋さんは89歳で亡くなり、ニュースでは「国民的ヒーロー」「太陽のように明るい人」と称された

井野さんは彼の第2次政権時から接しており、そのグラウンド上でのやりとりは多くの人々の心に残っている

長嶋監督との特別な関係

井野さんとの接触は、選手交代時などの呼びかけから始まった

機嫌が良い時は「井野さ~ん」と呼ばれ、そうでない時は「アンパイア」という呼びかけがあった

このことから、長嶋さんの気分が伺えたという

特に印象的だったのは、松井秀喜選手が東京ドームで放った「天井直撃打」の場面でのやりとりである

打球が跳ね返った際、長嶋さんがルールに関するアピールをしてきたという

メークドラマと劇的な試合

長嶋監督の指導の下、1996年には最大11.5ゲーム差を逆転し、「メークドラマ」と称される劇的なリーグ優勝を成し遂げた

1996年10月6日の中日戦は、長嶋さんの声が多く聞こえ、彼の情熱が伝わってきた

また、2000年のリーグ優勝決定試合でも、長嶋さんのはしゃぎ方が印象に残っている

井野修さんからの感謝の言葉
井野さんは、長嶋さんとの共演を「すごく幸せだった」と振り返り、最後には「長嶋さん、ありがとうございました

ご冥福をお祈りします」と心からの感謝の気持ちを述べた

井野修プロフィール
1954年生まれ

セ・リーグ審判部長を歴任し、2009年まで34年間審判員を務めていた

元審判員の井野修さんが語る長嶋茂雄監督との思い出は、選手としての実力だけでなく、その人柄をも浮き彫りにした貴重なものです。長嶋監督がグラウンドで見せた情熱と親しみやすさは、私たち日本の野球ファンにとっても大変印象的で、多くの人々に愛された理由が理解できます。
キーワード解説

  • ジャッジの裏側とは?プロ野球における審判員の役割やその経験を紐解くことを目的とした企画です。
  • メークドラマとは?1996年のプロ野球セ・リーグにおいて、巨人が逆転優勝を成し遂げた歴史的瞬間を指す言葉です。
  • 天井直撃打とは?打球がスタジアムの天井に当たり、そのルールに応じてホームランかアウトかが判断されるシチュエーションを指します。

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