交代を告げられると、遮ることなく暖かい拍手が球場を包み、スタンドの声援に感謝の意を示しながらベンチに戻っていった
デュプランティエは、来日最多の112球を投じ、6回2/3を投げて2安打無失点という完璧な成績を収めた
自己最多の12奪三振を記録し、自らを“奪三振男”と称するにふさわしいパフォーマンスだった
“奪三振”とは、投手が打者を三振に仕留めることであり、特にこのデータが高い選手は、試合での支配力を強く印象づけることができる
彼の投球は圧巻の“三振劇場”を展開した
特に、五回には 五十幡を空振り三振に、六回には代打・吉田をフルカウントから、そして続く石井をカーブで見逃し三振、最後には清宮幸をチェンジアップで空振り三振に仕留めた
更に、七回の先頭バッター・レイエスまでの5者連続三振を達成し、リズムよく快投を続けた
デュプランティエは、ここまでの8試合で奪三振率11.96を記録しており、悪条件の中でもその能力を発揮していることが示された
試合中の序盤、初回のピンチを乗り越えたことも後の好投につながった
1死一、二塁から4番・郡司を見逃し三振、続く浅間も153キロの直球で三振に仕留め、この回を終えた後、坂本選手とのてんぽを考慮した会話が奏功した
デュプランティエは、北海道の食文化にも触れることができた
「唐揚げは『ザンギ』と呼ぶんですね
また、ラム肉のギョーザも美味しかったです
新しい場所での新しい体験はとても楽しい」と語る姿からも、彼が新たな環境で充実した日々を送っていることが伺える
また、試合後にはチームメートの通算100本塁打を祝福し、「北の大地まで応援に来てくれる阪神ファンは本当に素晴らしい
どんな遠征でもお越しいただき、大きな声援を送ってくださる」と感謝の気持ちも忘れなかった
デュプランティエ投手の快投は、阪神にとって非常に大きな意味を持つものでした。彼の奪三振能力は、試合の流れを支配し、チームを勝利へと導く力を与えました。また、ファンへの感謝や新しい経験を通じて彼がどれだけチームにとって大切な存在であるかが感じられました。
キーワード解説
- 奪三振とは?打者を三振に仕留めることで、投手の支配力を強調する重要なデータ。
- 奪三振率とは?奪三振を投球回数で割ったもので、投手の三振を奪う能力を示す指標。

