楽天、外国人補強進めるも育成選手昇格の道は狭まる

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新外国人選手獲得に向けて

パ・リーグの楽天ゴールデンイーグルスは、現在シーズンを通じて5位と低迷しており、新たな戦力強化の手段として外国人選手の獲得に注力している

特に注目されているのは、外野手のオスカー・ゴンザレスとの契約合意である

彼はその打撃力でチームの打線を活性化させる期待が寄せられている

また、2020年にアメリカン・リーグの本塁打王に輝いたルーク・ボイトの獲得についても報道されている

育成選手への影響

ボイトがチームに加わる場合、支配下登録人数が70人に達することとなり、それに伴い楽天の育成選手にとって昇格のチャンスが失われることを意味する

現在、楽天には9人の育成選手が在籍しており、彼らは二軍での成績を通じて昇格を目指している

注目の育成選手たち

特に目を引くのは、高卒3年目の古賀 康誠で、前年から球速がアップし、自己最速の152キロをマークした

彼は二軍での先発ローテーションに定着し、8試合での成績は1勝1敗、防御率4.01を記録している

また、育成契約に戻った辰見 鴻之介も好調で、今年のイースタン・リーグでは40試合に出場し、打率.299、盗塁15の成績を残し、盗塁王に輝いている

これにより、楽天の二軍には有望な人材が多く存在している

キャッチャー事情の厳しさ
現在、支配下登録の捕手が5人いる中、安田 悠馬と堀内 謙伍が負傷により離脱している

もしもその他の捕手が更に離脱した場合、育成選手の水上 桂や江川 侑斗を支配下に昇格させる余地がなくなる状況だ

このような状況は、6月上旬現在、楽天がキャッチャーの厚みを欠く事態を招いており、補強の選択肢が限られることにつながっている

楽天は新たな外国人選手の補強に取り組んでいる一方で、育成選手の昇格に関する難しさが浮き彫りになっています。特に、登録人数に制限があるため、育成選手たちにとっては苦しい状況であり、今後のチーム構成に影響を与える可能性が高まっています。
キーワード解説

  • 支配下登録とは?選手が所属するプロ野球の制度で、チームに正式に登録されることを指します。
  • 育成選手とは?プロ野球において、将来の成長を期待されながらも支配下登録されていない選手のことを指します。
  • イースタン・リーグとは?日本のプロ野球で、セントラル・リーグやパシフィック・リーグの二軍選手たちが競い合うリーグのことです。

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