試合は、阪神が2点リードで迎えた8回、3番手の桐敷投手が4失点を喫し、試合の流れが一変した
これにより、12球団トップの防御率を誇る阪神の投手陣にも大きな影響が出た
試合の重要な局面
桐敷投手が登板した8回の表、西武の西川選手と滝沢選手に連打を浴びる続く牧野選手には送りバントを許さなかったものの、ここでピンチを脱したかと思われた
しかし、その後の対戦相手、ネビン選手との対決が試合を変えることとなった
桐敷はカウント1-2から決め球のフォークを投げたが、少し高く浮いてしまい、右翼線にヒットを打たれ、まず1点を失う
桐敷は試合後、「あそこで結果が変わったかもしれない」と振り返り、悔しさを隠せなかった
「落としきれなかったというのが自分は反省するところ
そこから最少失点で抑えたかったが、それができなかった」と言葉を続けた
続いて、外崎選手の申告敬遠の後、源田選手と山村選手にも連打を許し、一気に4点目を失った
監督の決断と投手陣の状況
その後、藤川監督は桐敷を諦め、漆原投手にスイッチ満塁のピンチで長谷川選手に左犠飛を許し、更に1点を追加され、逆転を許してしまった
桐敷は4月15日のヤクルト戦以来16試合ぶりの失点となり、自責点に限ると3日のDeNA戦以来20試合ぶりの無失点が途切れる結果となった
この試合において桐敷は「本当にマウンドでの結果が全てなので、またやり返せるようにしっかり反省して、切り替えて頑張りたいです」とコメントし、次戦への意気込みを示した
この試合では阪神が逆転負けを喫し、特に8回に投手陣が崩れたことが痛手となりました。桐敷投手のこれまでの実績から、一度の失敗でこれほどの影響があったのは意外とも言えます。次戦での挽回を期待したいところです。
キーワード解説
- フォークとは?:フォークは、投手が投げる変化球の一種で、ボールが落ちる特性を持っています。打者にとっては、ボールが落ちるのが見えづらく、打ちにくい球です。
- 申告敬遠とは?:申告敬遠は、守備側が意図的にバッターを四球で出塁させるために、直ちに敬遠を宣言するルールです。通常の敬遠よりも時間を短縮する効果があります。

