一時同点の左越え二塁打を放ち、三塁線のライナーを飛び込んで捕球する好守も披露し、試合の流れを変える一因となった
しかし、チームは救援陣が踏ん張れず、最終的には2-5で敗れた
満を持して帰ってきた坂本が、この試合で見せたパフォーマンスは期待以上だった
0-1の四回には、2死二塁の場面で、左翼の頭上を越える同点二塁打を放ち、塁上でガッツポーズを見せた
この瞬間、観客からは歓声が上がり、坂本の復帰を喜ぶ声が響いた
「結果も出たし、継続してやっていくしかない
感覚的にもちょっと違う感覚が出てきている」とのコメントもあり、復調を確信している様子が伺えた
五回の三塁守備では、三塁線への強烈な打球に飛びつく好捕も行い、場内からはどよめきと歓声が入り交じるビッグプレーとなった
六回の第3打席では左前打を放ち、さらに存在感を示した
19年目の今季は試合前時点で打率・133、0本塁打、3打点と不振に陥り、一度は2軍で再調整していたが、その努力が実を結んだ形だ
今月6日のイースタン・リーグでは今季初本塁打を放ち、7日の第2戦では4打数2安打1打点と結果を残して1軍に昇格した経緯がある
さらに、同じ三塁を守ったレジェンドからの期待が坂本を突き動かす要因ともなっている
3日に89歳で逝去した「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さんからは、「お前はいつまでもジャイアンツのリーダーでいなきゃいけない」との叱咤激励を受けていたことが坂本に影響を及ぼした
坂本は、「その期待に応えられるように、まだまだやっていかなきゃいけないなと改めて思った」と秘めた闘志に火をつけ、逝去後初の1軍の舞台で結果を出した
しかし、試合は2-2の八回に、救援の田中瑛が3連続適時打を浴び、最終的に2-5で敗れた
阿部監督は「明日切り替えてやるしかない」と語り、坂本も「明日は勝てるように頑張ります」と前を向いた
頼れる背番号「6」が三塁でどっしりと構え、チームの成長に寄与することが期待される
坂本勇人選手が1軍復帰後の試合で見せた活躍は素晴らしいものでした。特に、復帰後初の試合で同点に追いつく二塁打を放ったことは、彼自身のモチベーションだけでなく、チームにも勇気を与える場面となりました。試合の結果は残念でしたが、彼の個人的なパフォーマンスは非常にポジティブでした。
キーワード解説
- 三塁手とは?三塁手は野球のポジションの一つで、第三塁を守る選手のことです。打球が多く飛ぶ位置にいるため、守備力が求められます。
- ガッツポーズとは?ガッツポーズは、喜びや自信を表現するためのポーズで、両手を上に挙げる動作です。成功したことを祝うためによく使われます。
- 救援陣とは?救援陣は、先発投手の後に登板して試合を投げる投手たちのことを指します。試合の流れを守る重要な役割を持っています。

