筒香の復活と快進撃
日本生命セ・パ交流戦が開幕し、筒香嘉智選手(横浜ベイスターズ)がその存在感を示していますNPB復帰2年目の今季、筒香選手は開幕スタメンで3番、レフトを務めましたが、最初は打率が1割台と不振に苦しみ、5月1日には出場登録を抹消されました
ファームでの奮闘
ファームでは本塁打こそ無かったものの、6試合で打率.353を記録し、出塁率と長打率を合計したOPS(出塁率+長打率)は.975という素晴らしい数字を残しましたこの際、指名打者(DH)としての出場も増え、6月3日に一軍に再登録が決まりました
交流戦初戦からの活躍
交流戦初戦の東北楽天戦では6番DHで先発出場5打席で1安打、3四球を記録し、チームの勝利に貢献しました
続く4日の試合でも二塁打や相手の失策、四球などで出塁し、5日の試合では先制のタイムリーなどで2本の二塁打を放ちました
その結果、この3連戦での出塁率は驚異の.769となりました
さらなるパフォーマンス向上
打順が5番に上がった6日からの北海道日本ハムとの3連戦では、初戦での凡退を乗り越え、7日には4月17日以来の2号本塁打を記録し、今季初の3安打を達成しました8日も2試合連続で先制の3号ソロ本塁打を放つ活躍を見せ、交流戦全体では打率.421、2本塁打、4打点、OPSは1.507という驚異的な成績を残しました(成績は6月8日時点)
交流戦通算成績と相性の良い対戦相手
筒香選手のアメリカ移籍前の交流戦通算成績は121試合で打率.270、18本塁打、54打点でしたが、どの年も高い打率を記録しており、特に交流戦を得意としていました今年のオリックス戦も過去に高い打率を残しており、交流戦での活躍が期待されます
昨季の交流戦では打率.207と苦しみましたが、オリックス戦では好成績を収めており、その良い流れが続くことが期待されます
筒香選手の復調とプレーの質が向上している様子が明らかで、交流戦での活躍はチームにとって大きなプラス要因です。特に出塁率の向上は、チャンスを広げる要素となり、今後の試合でもその影響が期待されます。過去の成績を参考にしつつ、今後の対戦相手との相性にも注目したいです。
キーワード解説
- OPSとは?:OPS(On-base Plus Slugging)は選手の出塁率と長打率を合算した指標で、打者の攻撃力を評価するために用いられます。
- DHとは?:指名打者(Designated Hitter)は、特定の選手が投手の代わりにバッティングを行う制度で、主にリーグごとに採用されています。

