岸投手は11日、直接対決にはならなかったものの、「投げ合いたかったですね」とその気持ちをつづった
涌井投手は2004年にドラフト指名された選手で、岸投手はその2年後の2006年に指名された
両選手は西武においてともに7年間プレーしており、岸投手は涌井投手の「背中を見て投げてきた」と言及
しかし、岸投手は「追い越すことはないでしょうけど、できるだけ近づいていきたい」と涌井投手に対する敬意を表した
西武時代、涌井投手はチームのエースとして活躍し、完投能力で知られている
岸投手はその姿を見て、「ああいうエースがいて、すごいピッチャーと対戦しながら常に完投して、あの存在を心から尊敬している」と述べた
そして、彼との投げ合いができる機会があれば、自身の成長にも繋がっただろうとし、「先にマウンドを降りたくない中でやってみたかった」と語った
前回のソフトバンク戦では5回を投げ、8安打を浴びながらも1失点に抑えた岸投手
「粘って粘って、というところは先発としてできていた」と自己評価し、今季の中日戦は、過去3勝を挙げている相手から今季3勝目を狙うことに意気込みを見せている
岸孝之投手が涌井秀章投手への思いを語る姿には、同じ世代の選手同士の絆が垣間見えた。涌井投手は西武時代からの尊敬の対象であり、そのエースとしての姿勢が岸投手にとっての成長の源となっている。彼の思いやりは、単なるライバル関係を超えたものを示している。
キーワード解説
- ドラフト指名とは?:選手がプロのチームに契約するための選考プロセスで、チームが選手を選び取ること。
- 完投能力とは?:投手が試合の始まりから終わりまで、自らマウンドに立ち続ける能力のことを指し、多くの場合、試合を通じて安定した投球を行うことが求められる。

