自身には白星はつかなかったが、チームの勝利に貢献できたことに喜びを表した
「それ(勝利)が一番です」と語気を強めた
試合は白熱した投手戦となり、渡辺選手は5回まで1安打無失点という安定感をキープしていた
阪神の先発、伊藤将司選手との対戦は息詰まる展開となったが、6回に結果的に先制点を許す場面が訪れた
2死三塁で迎えた打席には阪神の3番、森下選手が立ち、渡辺選手は直球で勝負を挑むことを決断した
捕手が出したサインに何度も首を振り、自ら選択した直球で連続して151キロの速球を投げ込んだが、結果的に中前適時打を許してしまった
試合後、渡辺選手はこの場面を振り返りながら、「最初は変化球のサインだったが、打たれたら後悔が残ると思った
打たれても悔しさが残らない選択をしたので、結果には悲観的ではない」と語った
結果的に許したのはヒットだったが、ゴロヒットであり、内野の正面だったため、別のシナリオも考えられたと述べた
シーズンにおいてはこれで7試合連続で「ハイクオリティースタート」(HQS)を達成しており、これは7回以上投げ、自責点2以下の投球を意味する
渡辺選手は「自分のスタイルで、いい形で投球できた」と光を放つ笑顔で締めくくった
今回の試合は、西武の投手陣が堅実でありながらも、打者としての判断力も試される結果となりました。特に渡辺選手の投球術は、厳しい中で冷静に判断し、悔いが残らない選択をした点が印象的でした。今後の彼の成績にも期待が高まります。
キーワード解説
- サヨナラ勝利とは?試合の終盤で点差を逆転し、最後に勝利を決定づける得点を挙げること。
- ハイクオリティースタート(HQS)とは?先発投手が7回以上投げ、かつ自責点が2点以下である投球を指し、投手の質を評価する指標の一つ。

