ソフトバンク・大野稼頭央、ホームデビュー戦で光を放つ

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◇交流戦 ソフトバンク3―7巨人(2025年6月11日 みずほペイペイD) 野球ファンが注目する中、ソフトバンクの若手左腕、大野稼頭央投手(20)が自身の本拠地初登板で好投を見せました

7回からマウンドに上がった大野投手は、1死一塁の場面で坂本の打席を迎え、三ゴロ併殺に仕留めるなど、2イニングを無失点に抑える素晴らしいリリーフピッチングを披露しました

これにより、プロ初登板から2試合連続で無失点を記録しています

大野投手は、名前の由来ともなった元西武監督、松井稼頭央氏(49)が解説者として来場している中で躍動し、チームは敗れたものの明るい材料となりました

「ザ・プロ野球選手のような感覚で見ていた選手」との坂本との対戦に、彼は「打たれるのは嫌」と語りながらも強い緊張感を持ちながらマウンドに立ちました

特に注目されるのは、その特徴としてのカットボール気味の直球を生かし、三ゴロ併殺を成し遂げた点です

8回には1死一、二塁のピンチを迎えましたが、無失点に終わりました

小久保監督も「イニングをまたがって少しへばっていたが、結果としてゼロで帰ってきた」と、その奮闘を評価しています

大野投手は7回の先頭打者、岸田に対して自己最速の148キロをマークしました

昨季は平均140キロ程度でしたが、今季は新たな体の使い方を意識し、変化球との緩急を駆使することで、空振りを奪うピッチングを展開しています

ウエスタン・リーグでも好成績を収め、1軍に昇格を果たしました

体の測定結果からは足首のバネが強いことが判明し、「飛んで投げる感覚」が急成長の要因となっています

「自分の感覚的に飛んで投げるイメージで投げるようになりました」と語る大野投手

今季は1軍で3イニング連続無失点を達成しています

興味深いことに、大野投手はプロデビュー戦の際に松井氏が来場していたことを知り驚きました

松井氏は「本当に体全部を使って投げますから、非常に躍動感を感じます」と彼の活躍を称賛しました

大野選手は鹿児島・奄美大島出身であり、これからの成長が期待される選手です

大野稼頭央選手の活躍は、将来の巨星を予感させるものでした。若手がチームの期待を担う場面で無失点に抑えることで、先輩たちに追いつこうという意志を感じます。このまま成長を遂げ、多くのファンに夢を与え続けてほしいと思います。
キーワード解説

  • カットボールとは?:カットボールは、野球における投手が投げるボールの一つで、速球と変化球の中間にあたります。打者が見たときに直進するように見えるが、少し外側に曲がるため、打ちにくいボールとされています。
  • リリーフピッチャーとは?:リリーフピッチャーは、先発ピッチャーが降板した後に試合に登板して、試合を続行させる役割を担う投手のことです。
  • イニングとは?:野球におけるイニングは、攻撃と守備が交互に行われる一区切りを指します。1イニングには、各チームが攻撃するために、相手チームから3アウトを取られるまで打席に立ちます。

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