ソフトバンク・村上泰斗投手が実戦形式の打撃練習に登板、さらなる飛躍を目指す

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福岡ソフトバンクホークスのドラフト1位ルーキー、村上泰斗投手(18歳、兵庫・神戸弘陵高出身)は、12日に実戦形式の打撃練習「ライブBP」に登板しました

ライブBPは、ピッチャーがバッターに対して実際の試合形式で投球を行い、その投球内容を評価する重要な練習です

村上投手は「力感を落として、質のいい球を放ることがテーマ

それは達成できたと思う」と、充実した表情でコメントしました

彼は育成選手の漁府輝羽外野手(22)、広瀬結煌内野手(18)、川原田純平内野手(23)を相手に、計23球を投げ、その中で安打性の当たりは2本、1四球、2三振を記録しました

最速147キロをマークした彼は、「145キロくらいが出ていたらいいという力感で投げたので、それ以上出ていたことはよかった」と振り返ります

投げた球種は直球、ツーシーム、チェンジアップ、カーブの4種類で、中でも真っすぐにこだわりを持っています

「変化球に頼ってしまうことがあるので、逃げの投球にならないように向かっていきたい」との意欲を見せました

安打性の当たりを放った漁府選手には、「ストレートを張っているのは分かっていた

それでも抑えたい思いがあった」と反省の言葉も

村上投手は中学時代は捕手だったものの、高校入学後に投手へ転向しました

回転数の多い直球が彼の武器であり、入団以来、体づくりにも力を入れています

ウエートトレーニングに加え、投球フォームも脚の上げ方や左手の使い方を見直し、高校時代から改善を図っています

これまでにファーム非公式戦には4試合登板しており、防御率は2.25となっています

この成績は結果よりも、投げる球の質に重点を置いてきた末のものです

平均球速は140キロ後半が出るようになり、「高校では149キロが出るかどうかだったので、手応えを感じている」と語ります

しかし、回転数が高校時代よりやや落ちていることから「回転軸を意識して、さらにもっと伸ばせていきたい」と、さらなる向上を目指しています

村上泰斗投手の投球練習では、彼の成長と向上心が感じられます。実戦形式でのライブBPに登板したことで、彼が自己の課題を認識し、質の高い球を投げるよう努力する姿勢が見受けられました。今後のさらなる成長が期待されます。
キーワード解説

  • ライブBPとは?実際の試合形式でピッチャーがバッターに対して投球を行う練習方式を指し、選手の実績を確認する場として重要です。
  • 投球フォームとは?ピッチャーがボールを投げる際の身体の動きや姿勢を指し、それにより球の速度や制球力が変わります。
  • 防御率とは?投手がどれだけ得点を許さなかったかを示す指標で、数値が低いほど優れた成績を示します。
  • 回転数とは?ボールが投げられる際の回転の速さを指し、ボールの変化や速さに大きく影響します。

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