巨人、延長12回の投手戦を制し両チーム引き分けに終わる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ソフトバンク0―0巨人=延長12回=(12日・みずほペイペイドーム)巨人はソフトバンクとの投手戦の末、今季2度目の引き分けに終わった

先発の山崎伊織投手(26)が8回、4安打、7奪三振の素晴らしい投球を見せた

彼は今季最多の120球を投げ、無失点で試合を投げ抜いた

さらに救援陣も奮闘し、スコアボードには12回まで得点が入らなかった

しかしながら、巨人の打線はわずか4安打無得点という結果に終わり、勝ち点を逃した

この結果、全てのセ・リーグの球団が敗れた中で、巨人だけが引き分けを保ち、首位の阪神とのゲーム差は4に縮まり、順位を3位に上げることができた

試合後、阿部監督はサイン見落としがあったリチャードの二軍降格を決定し、育成選手の三塚琉生(21)を支配下登録する意向を示した

巨人の守備陣は、山崎の8回無失点を含む計6投手の継投で相手に得点を許さず、阿部監督は「ピッチャー陣が頑張ってくれた

もちろん守っている野手も頑張った」と称賛した

この引き分けは、他のセ・リーグ球団が敗戦した中では大きな意味を持つものとなった

阿部監督にとって許せなかったのは、生還できなかった増田陸が盗塁死したプレー

リチャードが初球でヒットエンドランのサインを見落としたため、一死となり、その後中飛に倒れた

監督はこのプレーに対して厳しい姿勢を示し、リチャードを降格させる決断を下した

リチャードはソフトバンクから移籍後、古巣との試合に「8番・三塁」で先発していたが、指揮官の期待に応えられなかった

これに代わって、三塚が新たに一軍に昇格する運びとなった

三塚はイースタン・リーグの試合で本塁打を放ち、打率も高くアピールしていた

今季の育成選手からの支配下昇格は、これで5人目となり、若返りを図る巨人に新しい風を吹かせることに期待されている

また、若林の代わりとして鈴木も一軍に合流する予定

阿部監督は「ヤングジャイアンツでいく」と述べ、チームをさらに強化する決意を表明した

試合記録によると、12日の交流戦では、セ・リーグ全ての球団が敗れ、引き分けに終わったのは2005年から続く交流戦の中でも特異な出来事で、巨人にとっては初めての引き分けとなった

今回の引き分けは巨人にとって価値ある結果となりました。先発投手の山崎が素晴らしいパフォーマンスを見せたことは、今後のチームにとっての励みとなるでしょう。また、新たに昇格する三塚選手の活躍にも期待が集まります。ただ、試合中のリチャード選手のミスは厳しく評価されており、チーム全体の士気を維持するためにも、必要な厳しさが求められています。
キーワード解説

  • 引き分けとは?引き分けとは、試合が規定の回数を終えた時点で、得点が同じまたは両チームとも得点ゼロの状態で試合が終了することを言います。野球では、特に勝敗が明らかでない場合に発生します。
  • 救援投手とは?救援投手は、先発投手が途中で降板した後に登板するピッチャーを指します。チームの勝利を守るために、重要なプレーを担う役割があります。
  • ヒットエンドランとは?ヒットエンドランは、ランナーが走り出すと同時にバッターがヒットを狙う戦略です。これにより、打球が一塁の内側に転がると、ランナーが進塁しやすくなります。
  • 支配下選手とは?支配下選手とは、日本のプロ野球のチームに正式に契約されている選手のことを指します。従来の育成選手から昇格した場合、チームに貢献することが期待されます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。