ソフトバンク内野海斗投手がライブBPに登板、復活への第一歩
福岡県筑後市のファーム施設で13日、ソフトバンクの育成3年目の内野海斗投手(20)が実戦形式の打撃練習「ライブBP」に登板したこの練習は、実際に打者を相手に投球を行い、ピッチング技術を磨く重要なトレーニングで、選手にとって成長の場とされている
内野投手は、右肩の炎症による長期のリハビリ生活を経ての復帰で、「全体的にまだまだだけど、無事に投げることができたのが一番よかった」と声を震わせながら述べた
彼は福岡県出身で、中学時代は捕手として活動し、ポニーリーグ日本代表としての経験もある
高校では広島・武田高に進学し、投手としての才能を開花させ、最速147キロを記録する本格派右腕として期待を寄せられた
彼は、ルーキーイヤーから体づくりを行いながらファーム非公式戦で経験を積んできたが、春季キャンプで右肩の炎症が再発し、思うように投球できない日々が続いていた
内野選手は、「何回も心が折れた」と振り返り、リハビリ中の苦悩を語ったが、家族や友人の支えにより、再びマウンドに上がることを夢見て練習を続けた
フォームを変えることも考えたが、基本的な動作を正しく行うためのエクササイズに注力し、徐々に状態が改善していると話した
この日のライブBPでは、育成の中澤恒貴内野手(19)とマルコ・シモン外野手(20)に対し、真っすぐやカーブ、カットボール、フォークなどを投じ、安打性の当たりは1本に留まり、2四球、1三振を記録した
試合に向けては「試合で投げたいところが一番大きい」と意気込みを語った
再びマウンドに立つ日が近づく中、内野投手は経験豊富な森山良二リハビリ担当コーチの支えを受けながら、成長の道を進んでいる
今後の活躍が期待される
内野海斗投手の復帰に向けた努力と道のりは、選手としての成長のストーリーそのものである。怪我を乗り越え、心身ともに鍛え直し、再びマウンドに立つ姿は、今後の活躍への期待を高める。彼の perseverance(持続性)は、スポーツ選手としてだけでなく、一人の人間としても学ぶ価値がある。
キーワード解説
- ライブBPとは?実戦形式の打撃練習で、ピッチャーが実際の打者に対して投球することで、実戦に近い環境で投球技術を向上させるための練習法です。
- 右肩の炎症とは?肩周辺の筋肉や腱が炎症を起こすことで、痛みや可動域の制限が生じる状態で、野球選手にとっては致命的な怪我の一つです。
- 腰椎分離症とは?腰の骨が分離し、通常の動きに支障を来たす痛みを伴う症状で、スポーツ選手の多くが経験する可能性のある怪我の一つです。

