オリックス・寺西成騎がプロ初勝利、巨人相手に冷静な投球を披露

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◇○オリックス7―3巨人●(13日・京セラドーム大阪)プロ野球・オリックスのドラフト2位ルーキー、寺西成騎(なるき)が巨人との試合でプロ初勝利を飾った

彼は石川県能美市出身で、星稜高時代には名門甲子園にも出場した

小中高と同郷のレジェンド、松井秀喜さんと同じ道を歩んできたこともあり、彼にとって特別な試合となった

松井さんの影響で、寺西は子供の頃から巨人戦を観る機会が多かったという

また、ヤクルトの奥川恭伸は1学年先輩であり、寺西にとっては憧れと刺激の存在だ

この巨人戦は、寺西にとって「ずっと夢見てきた舞台」とのことで、プロ入り2戦目での本拠地初登板は彼にとって特別なものだった

2回の先頭打者、泉口友汰に左前打を浴び、次いでキャベッジにはストレートの四球を与え、さらに吉川尚輝にも左前打を許し、無死満塁のピンチを迎えた

彼は「テンパっててあんまり覚えてない」と当時の心境を語ったが、それでも捕手の若月健矢選手が要求した通りに投げることだけに集中し、腕を振った

その結果、4番の丸佳浩を併殺に打ち取った場面では1点を失ったものの、この回を最少失点で抑えることに成功した

以降は本来の制球力を取り戻し、4回と5回は走者を許さない安定感を見せた

カットボールやフォーク、緩急をつけるカーブといった多彩な球種を駆使し、5回67球、1失点という素晴らしい成績で初勝利を得た

試合を見守っていた母の前で勝利を収めた寺西は、「すごくうれしい

次は初回を0でいけるように頑張ります」と笑顔を見せ、チームの2位浮上に貢献した

寺西成騎選手の初勝利は、若手選手にとっても大きな励みになることでしょう。彼の冷静な投球と成長が、今後のオリックスにとってさらに重要な要素となることが期待されます。また、地元のヒーローがプロの舞台で活躍する姿は、多くのファンに勇気を与えるものです。
キーワード解説

  • ルーキーとは?:ルーキーは、プロスポーツにおける新しい選手のことを指し、特に初めてそのリーグでプレーする選手を指します。
  • 制球力とは?:制球力は、ピッチャーが投球の際にボールの行き先を正確にコントロールする能力を意味します。
  • カーブとは?:カーブは、ボールに回転をかけて投げることで、進行方向を大きく変える球種で、打者を欺くために使われます。

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