ソフトバンク川瀬晃、貴重な追加点を奪うセーフティバントで意地を見せる
◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク4―1DeNA(13日、みずほペイペイドーム)福岡ソフトバンクホークスの川瀬晃内野手(27)が、試合の中で先輩選手たちのさりげないサインを読み取り、重要な追加点を奪うプレーを見せたこの試合で川瀬は5回にセーフティバントを成功させ、試合を有利に進める一因となった
試合は5回、DeNAの先発投手、アンソニー・ケイ相手に牧原大成選手の二塁打によって3点目を奪った直後のことだった
この場面で川瀬は、打席に向かう周東佑京選手の表情を見て、彼からセーフティバントを行うという意思を察知した
周東選手は顔で「俺、セーフティーするよ」とサインを送っていたという
その後、周東選手は三塁方向へとセーフティーバントを実行し、内野安打を達成
これにより、1死一、三塁という有利な状況が生まれた
川瀬は「三塁ランナーは足が速い牧原選手なので、追加点が欲しい場面でした
小久保監督も打たせるより、バントを選ぶだろうと考えて準備していました
」と振り返る
このシーンの後、川瀬にはセーフティースクイズのサインが出され、先発投手のリバン・モイネロ相手にピッチャー前にボールをきれいに転がし、貴重な4点目をチームに届けた
川瀬にとって、今シーズンは野村勇選手が好調を維持していることもあり、スタメンの機会が減っていた
しかし、昨シーズンは105試合に出場し、わずか1失策という好守備を誇っていたが、今年は5月だけで2失策を記録し、自身の持ち味を示すことができなかった
「エラーが続いて、メンタル的にも『自分らしくない』と感じていました
」と川瀬は語る
そして、最近では試合前の練習をしっかりと再確認することで、取り返そうと努力しているとのこと
「今日は守備からリズムを作ろうとしました
」と振り返る川瀬でした
この試合でも2打席目に中前打を放ち、先制のホームも踏んでおり、「出たところで爪痕を残して、存在感を出したい」と意気込みを見せる彼
チームのスーパーサブが、その〝らしさ〟を取り戻しつつあることは、今後の試合にも期待がかかる
この試合での川瀬選手の活躍は、彼自身だけでなくチーム全体に良い影響を与えました。特にセーフティバントのプレーは、状況判断の大切さを改めて示すものでした。今後もこのようなプレーを続けることで、川瀬選手がさらに進化していくことを期待しています。
キーワード解説
- セーフティバントとは?:野球のプレーの一つで、バッターがピッチャーに近い位置でボールを転がし、内野手が捕球する前に一塁へ走り出す戦略です。
- 追加点とは?:試合において、相手チームに対してさらに得点を加え、リードを広げることを指します。
- エラーとは?:守備側の選手がボールを適切に処理できず、相手に得点を許してしまうことです。

