試合翌日に無言電話が
6月6日に甲子園で行われたナイターでの出来事が、選手家族に影響を及ぼしている試合は0―0で迎えた9回表、広岡大志内野手(28)が投手強襲の安打で出塁した
しかし、続く打者が二塁ゴロを放った際、広岡が遊撃手・小幡にスライディングをした結果、守備妨害と見なされ、打者はアウトとなった
このスライディングが「危険なプレー」として警告を受け、試合は阪神のサヨナラ勝ちで幕を下ろした
試合後、広岡選手にはブーイングが浴びせられ、ファンの不満は高まった
そうした中、広岡の実家である「広岡精肉店」に無言電話や苦情が殺到するという信じがたい事態が発生した
店長は「試合翌日の午前中、無言電話やお叱りのお電話が何件かありました」と語り、その影響に心を痛めていた様子がうかがえる
「息子さんの人間性を見る限り不味い」
口コミサイトには、広岡選手に対する誹謗中傷が目立ち、「息子さんの人間性を見る限り多分不味いです」などのコメントが投稿されていたまた、試合に関する攻撃的な表現が目立つレビューも多かった
このようなネット上の現象について、広岡家はとても心を痛めていると言う
それに対し、オリックスファンからの善意の声も寄せられており、「応援しています」といった励ましを受けることもあった
実際、試合日の売上は普段よりも増加したと店長は明かし、阪神タイガースの影響力について新たな側面を示している
「週刊新潮」2025年6月19日号 掲載
今回の事件は、スポーツ界におけるファンの熱狂が選手やその家族に不必要な影響を与える可能性があることを示しています。選手のプレーに対する批判は定期的に発生しますが、家族への攻撃は過剰反応と言えるでしょう。ファンには、もっと冷静であってほしいと願います。キーワード解説
- 守備妨害とは? 守備妨害は、攻撃側の選手が守備側の選手のプレーを妨げる行為を指し、その結果として攻撃側がアウトとなることがあります。
- 危険なプレーとは? 危険なプレーは、選手の安全を脅かす恐れのある行為を指し、審判が注意したり警告を与えたりすることがあります。

