阪神栄枝裕貴が延長戦でサヨナラ負け、5連敗を喫する

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<日本生命セ・パ交流戦:楽天5-4阪神>◇14日◇楽天モバイルパーク 阪神タイガースは14日、楽天に対して延長10回の末にサヨナラ負けを喫し、これで5連敗となりました

試合が行われた楽天モバイルパークでは、ドラマティックな展開が見られましたが、阪神は最後の瞬間に力を尽くすことができませんでした

延長サヨナラの舞台裏

この試合で注目されたのは、「3番手捕手」として出場した栄枝裕貴選手(27)です

彼は9回の守備で、制球に苦しむ投手・漆原大晟(28)のリードを試みましたが、相手の攻撃を食い止めることができませんでした

特に、9回には3四球を与え、2死満塁のピンチを迎えましたが、なんとかホームを死守しました

しかし、延長10回に突入すると、2死走者なしからの連打を許し、痛恨のサヨナラ負けを喫しました

控え捕手の厳しい立場

栄枝選手の出場は今季4試合目であり、先発としての出場は1度だけです

「3番手捕手」として非常に限られた出場機会しか得られていない状況で、開幕からベンチに入っています

この試合では、先発の坂本誠志郎(31)が8回に代走を出された後、梅野隆太郎(33)が途中出場しました

攻撃の流れと選手交代

試合の流れを変えたのは、梅野選手の交代後に入った糸原健斗内野手(32)でした

9回に1死満塁の場面で代打として登場し、見事に四球を選んで土壇場で同点に追い付きました

このように、攻撃の采配が流動的に行われた結果、栄枝選手に出番が回ってきました

厳しい選手層
試合中のベンチには、内野専門の木浪聖也(30)と内外野を守れる高寺望夢(22)しか残っておらず、万が一栄枝選手にアクシデントがあった場合は非常に厳しい状況でした

リリーフ陣の制球難も影響し、最後の局面で勝利を逃す結果となったのは、チーム全体のさらなる改善を求められる瞬間でもありました

今回の延長戦での敗北は、阪神にとって痛手であり、選手たちの士気にも影響することでしょう。また、栄枝選手が「3番手捕手」としての厳しい立場である中で、リーダーシップを発揮しているのが印象的です。投手陣の制球問題も浮き彫りになり、これからの対応が求められます。
キーワード解説

  • 3番手捕手とは?:プロ野球チームにおいて、捕手は通常3人編成されるが、「3番手捕手」とはその中で出場機会が最も限られている選手を指す。主に控えとして活動し、故障や疲労が生じた際に出場してチームを支える役割を担う。
  • リードとは?:投手と捕手の連携を指し、捕手がピッチャーに投げさせる球種やコースを指示し、打者を打ち取ることを目的とした戦略のこと。

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