巨人・グリフィン、素晴らしい投球も打線の援護不足で勝利ならず

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 ◇交流戦 巨人―オリックス(2025年6月14日 京セラD) 巨人のフォスター・グリフィン投手(29歳、アメリカ出身)は、14日に行われたオリックス戦で8回途中5安打1失点(自責点0)という好投を見せた

しかし、打線の援護に恵まれず、この試合での勝利はならなかった

 試合は1―1の同点でグリフィンが降板

グリフィンには勝敗が付かなかったが、チームは延長11回に6番手の中川投手が押し出し四球を与え、サヨナラ負けとなった

この結果、巨人は交流戦で最下位に転落することとなった

 試合後、グリフィンは「調子は良かった

宮城投手とのロースコアの投手戦になると予期していたので、その通りになった」と冷静に振り返る

5回に自責点なしで1点を奪われたが、6回には自身の暴投で一、三塁のピンチを招くも、4番・杉本選手を初球のチェンジアップで遊ゴロ併殺に仕留め、得点を許さなかった

この場面を振り返り、「一番のターニングポイントだった

一番いいバッター相手に大事な場面で、非常に嬉しかった」と話した

 グリフィンは7回0/3を投げ、打者28人に対して115球を投げ、5安打1失点(自責点0)、さらに5三振を奪った

与えた四球は2つで、直球の最速は150キロに達する素晴らしい投球だった

 「特に得点圏でのコントロールが良かった」と自らの投球内容を振り返ったグリフィン

「スライダーに取り組んできたことが形になった」とも話し、これまでの練習成果を実感している様子だった

また、試合前の防御率は0.92から0.78に改善された

グリフィン選手のピッチングは非常に素晴らしかったが、チーム全体の打撃が伴わなかったことで勝利を逃してしまった。しかし、彼の投球内容や成長した部分を見ると、多くのファンにとって希望の光となる一戦であっただろう。今後に期待したい。
キーワード解説

  • 防御率とは? 野球において投手がどれだけ失点を抑えられるかを示す指標で、少ないほど良いとされる。
  • 援護とは? 投手が試合中に自チームの打線から得られる得点のことを指し、投手の勝利に大きく影響する。
  • チェンジアップとは? 速球に比べてボールが遅く、変化して動くことで打者を欺く投球方法の一つ。

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