高橋宏、連勝逃すも粘りの投球を見せる。西武戦で完投負け

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【荒木雅博の目】◇14日 日本生命セ・パ交流戦 西武2―1中日(ベルーナドーム) 中日は先発の高橋宏が2点を先行され、連勝を逃した

7回の好機では大島のバント失敗もあって、反撃は村松の2号ソロによる1点にとどまった

高橋宏は116球を投げて、今季初の2桁安打となる10被安打の2失点で8イニング完投負け

投球回数8イニングは今季3度目で、完投は今季初だった

今季6敗目を喫した高橋宏は1カ月以上も勝てない登板が続く

5月2日の広島戦(マツダ)で2勝目を挙げて以降、6試合連続で白星から遠ざかった

それでも本紙評論家の荒木雅博さん(47)は高橋宏の投球を評価する

「本人には先に点を取られた反省点がもちろんあるでしょうけど、10安打を打たれながらも、良い方に考えるとよく2点に抑えたと思います」とのコメントを残した

高橋宏は1回、西川の安打と滝沢のバント安打で無死一、二塁とされた後、牧野の送りバントで1死二、三塁とされてからネビンの遊ゴロの間に先取点を奪われた

4回には長谷川にカットボールを左翼ポール際に放り込まれた

三者凡退は1度だけで、ピンチの連続

昨季は一度もなかった2桁安打を浴びながらも、それ以上の追加点は防いだ

「エースと呼ばれていく投手は、やはり先に点を与えないことが重要です

しかし、今年のドラゴンズはポジティブにいくという中で、きょうの(高橋)宏斗はよく粘ったという感じですね」と荒木さんは語った

高橋宏選手は試合の中で様々なピンチを迎えながらも、相手チームに2点だけで抑えることができました。これは彼の粘り強さを示しており、若い選手にとっても良い参考になる試合だと思います。今後、彼がどのように成長していくのかが楽しみです。
キーワード解説

  • 完投とは?:投手が試合を最後まで投げきることを指し、その試合に出場した投手が全てのイニングを投げることを意味します。
  • セ・パ交流戦とは?:日本プロ野球において、セントラルリーグとパシフィックリーグのチームが対戦する特別なリーグ戦のことを指します。
  • カットボールとは?:投手が速球にバックスピンをかけて投げる球種で、通常のストレートよりもわずかに変化するため、打者にとってはタイミングを取りにくいボールです。

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