阪神・岡田顧問が語るチームの現状と戦術的課題

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2025年6月15日、「楽天-阪神」戦が楽天モバイルパークで行われました

阪神タイガースの前監督であり、現在オーナー付顧問を務める岡田彰布氏(67)が、東日本放送の「khbスーパーベースボール」に出演し、5連敗中のチーム状況について率直な意見を述べました

岡田顧問の見解

岡田顧問は試合中、具体的な場面に言及しながら「チグハグになっている」と指摘しました

特に、同点に追いついた七回の攻撃において、先頭打者の豊田選手が二塁内野安打で出塁した際の戦術について触れました

代走を送らないことに対して「どっしりと構えても2点、3点は取れない」と解説し、戦術の重要性を示しました

戦術における問題点

豊田選手の出塁後、続く坂本選手が右中間を破る適時二塁打を放ち、小郷選手の失策もあり三塁に進塁

しかし岡田氏は、「これは助かったですよ」と述べつつも、次の小幡選手の打席において近本選手の代走・植田選手が送られたことに疑問を呈しました

「小幡の時に植田を出したら、ホームに帰っているかも」と、選手交代のタイミングについても批判的でした

リスクのある選手交代

岡田顧問は、前日の14日にも9回に坂本選手に代わって途中出場した梅野選手に代打として糸原選手を送っていたことを考慮すると、危険なリスクがあると指摘します

捕手登録の選手がいなかったため、戦略の見直しが必要だと強調しました

また、植田選手が捕手の梅野選手に代わった際には、「レフトはそのまま? 植田を使うならレフトに残しておかないと」と言及しており、選手起用における一貫性が欠けていることを示しました

岡田顧問のコメントからは、阪神の現状に対する危機感が伝わってきます。選手交代のタイミングや戦術の不一致を指摘することは、チームを改善するために重要な役割を果たします。指導者の目から見た戦術的課題をしっかりと反映し、今後の試合に活かしていく必要があります。
キーワード解説

  • 代走とは?:試合中に特定の選手が出塁した際に、スピードや戦術を考慮し、別の選手にバトンタッチして走塁を代行させることを指します。
  • 犠牲フライとは?:バッターが外野に飛球を打ち上げ、走者がそのフライを捕られた場合にタッチアップして進塁することを利用する戦術です。

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