巨人、若手三塚を先発起用も大敗 阿部監督の方針に注目

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 巨人は15日のオリックス戦(京セラドーム)で3-8の大敗を喫し、貯金が底をつく結果となった

試合のキーポイントとなったのは、先発エースである戸郷が五回に一挙5失点を喫したことだ

この結果、攻撃陣の反撃も及ばず、阿部慎之助監督(46)は「(投打が)かみ合うのを我慢して待つ

こういう時は長いシーズンやっていればある

そういうのを辛抱してやっていくしかない」とコメントし、冷静にチームの現状を受け止めた

 現在、巨人はリーグで4位、交流戦では単独最下位に位置している

厳しい状況の中、他球団を驚かせたのは、急遽一軍に昇格した三塚琉生外野手(21)を「8番・DH」で先発起用したことだ

三塚は13日に支配下登録されたばかりで、非常に若い選手である

ライバル球団の関係者は、阿部監督の起用法について称賛の声を上げ、「阿部さんはすごいと思う

もちろん(若手を)使わざるを得ない結果かもしれないけど、それでもよく三塚をDHにしたなと

いい発想だと思うし、素晴らしい」と述べた

 スタメンに抜てきされた三塚は、相手チームの先発が球界屈指の左腕・宮城であることから初めは懸念の声も上がっていた

しかし、ある意見では「日本で一番いい左投手を最初に見たら、このあと対戦するピッチャーは逆に(球威などが)落ちて見えるから、この先発起用はいいのではないか」と、見方が変わる場面もあった

 結果的には三塚は4打数無安打に終わるものの、阿部監督は「いい経験になったと思いますし、いい当たりが1本出たのでこれから楽しみです」と今後に期待を寄せていた

早い段階でトップ選手と対戦することは、若手選手のモチベーションを向上させるだけでなく、勝負のシーズン後半への〝種まき〟にもつながると期待されている

果たして、阿部監督の大胆策は今後どのような成果をもたらすのか、ファンの間で注目が集まっている

今回の試合では若手選手への大胆な起用が試みられたものの、大敗という結果になりました。先発起用された三塚選手の経験は、今後の成長につながるでしょう。若手選手の挑戦がチームにどのような影響を与えるのか、見守りたいところです。
キーワード解説

  • エースとは?エースとは、チームで最も信頼されている投手のことを指し、特に重要な試合で先発投手として登板します。
  • DH(指名打者)とは?DHとは、打撃専門の選手が守備をしないで打つポジションを指し、主にアメリカンリーグのルールで用いる方式です。
  • 育成選手とは?育成選手とは、若い才能を育てるために契約された選手で、通常は一軍での出場機会が少ないです。

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