井上投手はここまでのシーズンで4勝を狙っており、「自分がすごい迷惑をかけてしまっているので、次何とか勝って少しでも貢献できれば」と話すなど、意気込みを見せている
前回の登板では、10日のソフトバンク戦で1回1/3を投げて降板するという思わぬ展開があった
この試合では、左打者・周東佑京選手に対して死球を投じてしまい、その結果、危険球退場となった
危険球とは、打者に対して故意または不注意で投球が当たり、審判によって交代させられる制度のことで、特に選手の安全を守るために設けられているルールだ
しかし、その翌日には周東選手から優しい声をかけられ、「ありがたいです」と彼の人柄に感謝の意を述べた井上投手は、「1週間の準備をもう一回しっかり、いつもより意識してやるようにしました」と、次の登板に向けて気を引き締めている
開幕からローテーションを守り続け、これまで11試合に先発し、防御率は3・08という成績を残している
しかし、今回の対戦相手はパ・リーグ首位である新庄監督率いる日本ハムであり、チームには本塁打と打点でリーグ2冠を達成しているレイエス選手を始めとして、多くの強打者が揃っている
「相手どうこうよりも、まずは自分」と井上投手は意気込んでいた
井上温大投手の日本ハム戦に向けた意気込みは、プロ選手としての責任感や仲間への思いやりを感じさせるものである。特に前回の降板において、周東選手に対する配慮が見られる点からも、彼の人間性が垣間見える。次の試合での奮闘が期待される。
キーワード解説
- 危険球とは? 投球が打者に当たった場合に適用されるルールで、選手の安全を守るために設けられている。
- 防御率とは? 投手の成績指標として、与えた自責点が9イニングごとに換算した数字で、低いほど優秀な成績を意味する。
- ローテーションとは? 各投手が順番に先発登板を行うための配置で、チームの投手力を最大限に引き出すための戦略。

