埼玉西武ライオンズ・甲斐野央、セットアッパーとしての快進撃
移籍2年目の埼玉西武ライオンズ・甲斐野央投手が、今シーズンも見事な活躍を見せている特に際立っているのは、6月15日に達成した15試合連続ホールドポイントによる球団新記録であり、これにより彼の地位はますます確固たるものとなっている
6月15日(日)、甲斐野は8回表にマウンドに立った
先頭打者には四球を与え、ピンチを迎えたものの、その後の打者をしっかりと抑えることに成功
これにより無失点を記録し、16試合連続無失点という素晴らしい結果を収めた
また、前日の14日(土)にも1点リードの場面でマウンドに上がり、無失点に抑えてチームの勝利に大きく貢献した
地元のベルーナドームでは、彼の登板時にスタンドは満員となり、応援の声が彼を後押ししている
現在、甲斐野はマイナビオールスターゲーム2025のファン投票において、パ・リーグ中継ぎ投手部門で1位という地位に立っており、ファンからの熱烈な支持を受けている
プロ入りから数年の時が経った今季、甲斐野はセットアッパーとして16ホールドポイント(2勝1敗14ホールド)を記録
この背番号「34」のユニフォームを着たファンの姿は、球場で今やよく見かける光景となっている
甲斐野央の成績とキャリア
甲斐野は東洋大学から2018年に福岡ソフトバンクホークスにドラフト1位指名で入団デビューイヤーには65試合に登板し、28ホールドポイントという成績を残した
特に強力なストレートと切れのあるフォークボールを駆使し、往年の中継ぎ陣の要として注目された
しかし、キャリアの途中で肘の怪我に悩まされる時期が続いた
2023年オフにはFAを通じて西武に移籍し、新たな挑戦をスタートしたが、シーズン途中から再び肘の違和感があらわれ、登板が限られた
その後、徹底したトレーニングとケアを行い、今季の活躍につなげた甲斐野は、明るいキャラクターと気配りのある性格でチームにふさわしいムードメーカーとしても定評がある
彼は、投手と野手の間をつなぐ存在としても多くの選手に信頼されている
今後も甲斐野の活躍が期待されており、ライオンズファンは彼のプレーを応援し続けることでしょう
プロ7年目を迎えた彼の道のりは決して平坦ではなかったが、その努力と人柄が多くのファンを魅了している
甲斐野央選手の活躍には目を見張ります。セットアッパーとしてチームに大きく貢献しているだけでなく、彼の明るい人柄もファンに愛されています。怪我での苦労を乗り越え、ランナーを抑える投球を続けている姿は、多くの人に希望を与えるでしょう。
キーワード解説
- ホールドポイントとは?:投手が自チームがリードしている状態で登板し、得点を与えずに試合を守ることを指します。この指標が多いほど、その投手が試合をしっかりと守っている証拠となります。
- 中継ぎ投手とは?:先発投手が降板した後、イニングをつないで試合を維持する役割を持つ投手のことを指します。試合の流れに重要な役割を果たします。
- FA(フリーエージェント)とは?:契約終了後に他チームに移籍することができる制度を指し、選手に自由な移籍先を選択できる権利を与えるものです。

