「長嶋茂雄賞」の創設に向けた議論が活発化
2025年6月16日、プロ野球界にはある嬉しいニュースが舞い込んできた「ミスタープロ野球」と称される巨人の終身名誉監督、長嶋茂雄氏が89歳で死去した後、彼の功績を後世に伝えるための「長嶋茂雄賞」の創設が検討されている
この日、ソフトバンクの王貞治球団会長は、「長嶋茂雄賞」の創設に向けた動きが高まっていることを明かし、「群を抜いた長嶋氏の功績を次世代と共有していく必要がある」と強調した
王会長はまた、「いずれ、そうなるでしょう」と自信を持った発言も残した
王会長は、「寂しいね」と長嶋氏の死を悼みつつ、「存在が大きすぎて、これからの人たちは、長嶋さんの功績を大谷翔平選手のような存在と共に共有していってほしい」とも語った
実際に球界関係者の間では、「長嶋茂雄賞」や「王貞治賞」の創設が求められている
特に、「長嶋茂雄賞」については、かつてのプロ野球元コミッショナー熊崎勝彦氏も、打撃面での賞の必要性を訴えていたことがある
今までは「沢村賞」が主に投手に焦点を当てた賞だったため、打者に特化した賞の創設が期待されているのだ
現在、NPB（日本プロ野球）には、「沢村栄治賞」や「正力松太郎賞」のような名のついた賞は存在するが、MLB（メジャーリーグベースボール）と比較すると、バラエティに欠けるという意見もある
MLBでは、多くの著名な選手に由来する功労賞が存在しており、例えば投手には「サイ・ヤング賞」、打者には「ハンク・アーロン賞」が授与される
生まれたばかりの「長嶋茂雄賞」が年間MVPに、「王貞治賞」が本塁打王に贈られる可能性についても言及されている
選考基準や具体的な内容は今後の検討課題だが、偉大な選手たちの功績を残すための動きが本格化していくことは間違いないだろう
今回の「長嶋茂雄賞」の創設に向けた動きは、プロ野球ファンや選手たちにとって朗報です。長嶋氏の功績が正当に評価され、次世代に伝えられることは非常に意義深いことだと思います。また、他の国のリーグに見られるように、多様な賞が設けられることで、より多くの選手が評価されるチャンスを得ることができるかもしれません。
キーワード解説
- 「長嶋茂雄賞」とは？次世代に長嶋茂雄氏の果たした大きな役割と功績を伝えるための賞です。
- 「王貞治賞」とは？日本球界のホームラン王に贈ることが検討されている賞で、同時に王貞治氏の功績を後世に伝える役割も担います。
- 「沢村賞」とは？日本のプロ野球において優秀な投手に贈られる賞で、過去の名投手、沢村栄治に由来しています。
- 「NPB」とは？日本プロ野球の略称で、日本のプロ野球リーグを指します。
- 「MLB」とは？メジャーリーグベースボールの略称で、アメリカ及びカナダのプロ野球リーグを指します。
