この総会には、開会時点で1512人の株主が参加し、タイガースに関する多様な意見や質問が飛び交いました
株主からの質問の多様性
タイガースに関する株主からの質問は、例年通り熱心なものでした昨年は宝塚歌劇団に関する質疑が多く、野球に関しては物静かなものでしたが、今年は異なり、特に新任の藤川球児監督(44)に対する意見や期待が寄せられました
本拠地甲子園球場に関する質問
株主の一人が甲子園球場について、改築工事中であることを受けて「なぜドーム化しないのか」という質問をしましたこの質問は、選手や観客の熱中症リスクに対する懸念から発せられたものでした
常務取締役の説明
この質問に対し、常務取締役スポーツ・エンタテインメント事業本部長の上戸健司氏は、「屋根をかける工事は地理的な制約があり、現実には難しい」と答えましたまた、熱中症対策として、アルプス席までの「銀傘」の拡張工事が行われることを説明しました
この工事は、2028年3月に竣工予定であり、高校野球にも配慮した具体的な対策が進められています
「銀傘」拡張工事について
甲子園球場の「銀傘」とは、内野席の上半分を覆う日除けのことで、熱中症対策として高校野球の応援団が集まるアルプス席にも拡張される予定ですこの工事により、観客の快適さが向上し、スポーツ観戦を楽しむことができるようになります
阪神タイガースの株主総会では、特に本拠地球場の改築に関する熱心な意見が飛び交いました。観客の健康を考えると、屋根をつけることの重要性は理解できますが、地理的な制約など現実の問題も多くあり一筋縄ではいかないようです。
キーワード解説
- 藤川球児とは? - 元阪神タイガースの選手。2025年から監督としてチームを指導している。
- 改築工事とは? - スタジアムや施設を更新・改善するために行う工事のこと。新しい機能を追加することが目的。
- 熱中症とは? - 高温環境に長時間いることによって起こる体調不良のこと。特にスポーツイベントでは注意が必要。
- 銀傘とは? - 甲子園球場の内野席を覆い、観客を直射日光から守るための設備。

