中日・佐藤龍世内野手が、本拠地でのオリックス戦に「5番・三塁」で移籍後即スタメン出場した
試合は3-5で敗れたものの、2打数1安打1打点を記録した
試合開始3時間半前には、入団会見が行われ、同席した井上一樹監督は「彼にはうちにないものがある」と期待を寄せた
佐藤選手は2018年のドラフト7位で西武に入団し、2021年にトレードで日本ハムへ
その後、2022年オフに再び西武へ戻るなど、これが3度目の移籍となる“ジャーニーマン”である
「移籍の話を聞いたのが一昨日で、昨日移動して、今日はスタメン
心臓が持たないというか、何個あっても足りないくらい」と、激動の3日間を振り返った
初回には1死満塁の場面で打席が回ってきた
5球目をとらえた打球は高く舞い上がり、後退する中堅手の元へ吸い込まれ犠飛に
これが初打点となり、本拠地からは大歓声が上がった
試合後には緊張感から解放された安堵の表情が見られた
井上監督は「ご存じの通り、怪我人が続出しており、選手獲得を模索していた
三塁手はチームの課題であり、思い切りの良い野球小僧という面々を持っていることを聞いた
我々にはないものを持っていると感じている」と、彼の獲得理由を語った
今季は1軍出場が無かったものの、2軍ではイースタン・リーグの首位打者に輝いており、8回の第4打席では右翼線への二塁打を放つなど、自慢の打棒を披露した
井上監督は「新しい風として来たわけだから、良い仕事を見せてくれたと思う」とそのパフォーマンスを称賛した
ファンの声援も盛り上がり、“龍世コール”が場内に響き渡った
佐藤選手は「あれは本当に嬉しかった」と、新たな挑戦に懸ける28歳の期待と希望が喚起されている
中日・佐藤龍世選手のオリックス戦でのスタメン出場は、彼にとって新しい挑戦の始まりを示しています。井上監督が期待を寄せる理由の一つに、佐藤選手が持つユニークな才能があります。ファンからの反響も大きく、今後のパフォーマンスが非常に楽しみです。
キーワード解説
- ジャーニーマンとは？：ジャーニーマンは、複数のチームを渡り歩くことが多い選手や職人を指す言葉で、特にプロスポーツにおいては、トレードや移籍を繰り返す選手を指します。
- イースタン・リーグとは？：イースタン・リーグは、日本のプロ野球の二軍リーグの一つで、主に関東地方のチームが参加しており、選手の育成や調整を目的としています。
