阪神・門別が好投、高橋遥人が実戦復帰を果たす

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
<ウエスタン・リーグ:阪神0-0広島 延長10回タイブレーク>◇18日◇SGLで行われた阪神と広島の一戦は、阪神が延長10回タイブレークの末、引き分けに終わった

注目は阪神の先発、門別啓人投手(20)の投球だった

彼は8回を102球で投げ、3安打12三振を奪い無失点という素晴らしい成績を収めた

門別はその力強いストレートで打者を翻弄し、キャリアの中でも特に良い投球を見せた

2番手として登板した高橋遥人投手(28)は、実戦復帰の一戦を無失点で飾った

彼は昨年11月に行った「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」のリハビリを経て、248日ぶりの実戦投球を果たした

高橋は9回に登板し、最速151キロのストレートで三者凡退を達成

この復帰は、チームにとっても明るいニュースとなった

打線は8回まで無安打に抑えられ、厳しい状況が続いていたが、9回に井坪陽生外野手(20)や佐野大陽内野手(23)によってようやくヒットが飛び出した

しかし、試合は結局0-0の引き分けで幕を閉じた

平田監督のコメント

試合後、平田勝男2軍監督(65)は、門別の快投について「初回からストレートも走って、八回までしっかりと投げきった」という評価を下した

また、キャッチャーのリードが試合を締めたとも言い、その重要性に言及した

高橋遥人については「落ち着いていて、球のキレやコントロールも良かった」と称賛し、今後のコンディションの確認が重要だと述べた

さらに、若手投手に対しては「高橋は少しレベルが違う」として彼の存在がチーム全体に良い影響を与えることを期待した

今後の見通し

次回の登板では、状態を見ながらイニングを増やすことも視野に入れているという

平田監督は、若手投手たちにとっても高橋の復帰が良い刺激となると信じている

打線に関しては、競った展開の中で相手投手に手こずる場面もあったが、井坪と佐野のヒットが今後の励みになると期待している

今回の試合では、阪神の若い投手たちが特に目立つ活躍を見せており、将来への期待感が高まった。特に高橋遥人投手の復帰は、チームにとって明るいニュースであり、彼のパフォーマンスが今後の試合にどう影響するのか注目だ。また、門別啓人投手の安定したピッチングもチームの戦力として大きな武器となるだろう。
キーワード解説

  • 左尺骨短縮術とは?手首の骨を短くする手術で、骨折や障害を治すために行われることがあります。
  • タイブレークとは?勝負がつかない場合に特定ルールで試合を進める方法で、延長戦での公平な試合進行を目的としています。
  • ストレートとは?ピッチャーが投げる直球のことで、速さやキレが求められる基本的なボールです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。