ソフトバンク水口創太、公式戦初登板で反省と成長を実感

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◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク1―9オリックス(18日、タマスタ筑後)福岡ソフトバンクホークスの育成選手、水口創太投手(25)が、ウエスタン・リーグのオリックス戦で公式戦初登板を果たした

水口投手は京都大学出身の右腕で、身長195センチと長身の持ち主だ

登板は6回からの3番手で、2回⅔を投げて4安打3失点という成績

最速145キロの直球を武器に、初登板では緊張しながらも「打ち取れた場面はいつも通りの投球ができた」と振り返った

しかし、6回では先頭打者に三塁打を許し、その後も適時打を浴びるなど課題も見えた

7回には三者凡退で切り抜けたが、8回は失策も絡んで2死二塁からスライダーをはじき返される適時打を浴び、マウンドを降りたことに「もっときちんと打者を抑えたかった」と悔いを残す発言も見られた

小笠原孝2軍投手チーフコーチは「カウントを悪くしても整えることができていたが、2イニング目から球速ががくんと落ちた」と指摘

特に、「変化球が甘く入り甘さが出た」とのこと

これからはその経験を生かし、次に繋げる必要がある

水口投手は膳所高校を経て、高校3年の浪人後に京大医学部人間健康科学科に進学

その後、育成ドラフト7位でソフトバンクに入団した

昨年1月には右膝の手術を受け、リハビリを通じて彼自身の投球スタイルを確立したことを語っている

今年のシーズンではファーム非公式戦にて18試合に登板し、1勝1敗、防御率4・12の成績を残している

入団以降、自分の力不足を痛感しているが、今後の経験に期待を寄せ、「試合で投げて、我慢強くやっていこう」と語っている

新たなステージに足を踏み入れ、2軍を体感し「イメージできるようになった」と清々しい表情を見せた

水口選手の初登板は、特に若手選手にとっての大きな一歩だ。彼の緊張感や反省点はもちろん、多くの経験を積んで成長を続ける姿勢は、多くのファンにとっても励みとなるだろう。今後のさらなる飛躍を期待したい。
キーワード解説

  • 公式戦とは?プロ野球の試合の公式な位置づけを持ち、選手の成績が正規に記録される試合です。
  • ウエスタン・リーグとは?プロ野球の二軍にあたるリーグで、企業チームが運営するプロ野球の一部です。
  • 育成選手とは?プロ球団が将来性のある選手を支援するために育成する目的で契約した選手のことです。

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