阪神が接戦を制し連勝、デュプランティエ投手が来日初の完封達成

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<日本生命セ・パ交流戦:阪神2-0ロッテ>19日◇甲子園 阪神は本拠地甲子園で行われた試合で、ロッテに勝利を収めた

これにより、7連敗からの2連勝という流れを確立し、3カードぶりの勝ち越しを果たした

日刊スポーツ評論家の岩田稔氏(41)は4回裏の阪神の先制劇に注目した

特に、小幡竜平内野手(24)の走塁判断を「隠れたファインプレー」と評価した

走塁力が光る阪神のプレイ

試合は両チーム無得点のまま迎えた4回無死一塁

7番の坂本選手が打球を中前に飛ばし、一塁走者・小幡選手の判断が際立った

小幡選手はランエンドヒットでスタートを切り、二塁ベース手前で減速し、打球の行方を細かく観察

ノーバウンド捕球に向けての帰塁準備も整えつつ、ショートバウンドキャッチを確信した瞬間に再びGOサインを出した

この瞬間、間一髪のタイミングで二塁フォースアウトを免れ、好機を拡大した

冷静な判断が勝利を呼び込んだ

さらに、1死一、二塁の場面では阪神側の冷静な走塁が光った

9番デュプランティエ投手が投手正面へのバントを試みたところ、ロッテの投手・種市が三塁に悪送球

二塁走者だった小幡選手はホームへ進みかけたが、三塁ベースコーチャーの田中内野守備走塁コーチが自重を指示

これによりホームを狙うことなく、一打で先制点を奪取できた

デュプランティエ投手の快投

先発のデュプランティエ投手は12奪三振、4安打、1死球という驚異的な成績で、来日初の完投&完封勝利を収めた

その背後には捕手・坂本選手の絶妙なサポートがあった

坂本選手は試合のテンポを巧みに調整し、デュプランティエ投手が焦ることなく投球できるような環境を整えた

捕手のリードが、投手のパフォーマンスを最大限に引き出す要因となったことが伺える

阪神の試合展開を見ると、選手たちの冷静な判断力が勝利に寄与したことがよくわかります。特に小幡選手の走塁判断や、デュプランティエ投手の好投により、チームは連勝を果たしました。これらは単なる技術だけではなく、選手個々の準備やチームワークが大きく反映されています。
キーワード解説

  • 走塁力とは?主に選手がベース間を走る際の判断力やスピードを指し、野球においては得点機会を生み出す重要な要素となる。
  • 完封勝利とは?投手が対戦相手に得点を与えることなく試合を終えることで、自身の投球の素晴らしさを示す記録である。
  • ランエンドヒットとは?打者が打った打球に合わせて一塁走者が走り出し、ヒットに繋がる可能性を高める戦略的なプレイ。

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