ソフトバンク・澤柳亮太郎投手がブルペンで投球練習を再開

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ソフトバンクの育成選手である澤柳亮太郎投手(25)が、術後2回目となるブルペンでのキャッチボールを筑後のファーム施設で行いました

彼は5割から6割程度の力で、捕手役のトレーナーに向けて21球を投じ、目は興奮に輝いていました

澤柳選手は昨年、ドラフト5位でソフトバンクに入団し、1軍では11試合に投げ、2勝を挙げる活躍を見せました

しかし、昨年9月に受けた右肘関節内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)の影響で、リハビリを余儀なくされました

約9か月のリハビリを経て、今月17日に初めてブルペンに登場し、2度目の投球となった20日には「投げる楽しみ」を思い出す瞬間を迎え、「やっぱり楽しいですね

自然と笑っちゃう」と喜びを語りました

20球目は高めに浮いてしまい、澤柳選手は悔しさからもう1球投じました

彼は、「最後の最後で決められないのと悔しい、っていう気持ちを思い出して…」と述べました

リハビリ期間中は投げることができず、忘れかけていた感覚を再び感じることができ、さらに「ピッチャーっぽくなってきたな」と自信を見せます

とはいえ、現時点ではまだキャッチボールの段階であり、復帰登板を意識する中で焦りも芽生えています

「これであと何カ月後にバッターと対戦できるのかなって

楽しみもあるけど、(先が)見えてきて…時期的に受験勉強みたいっすね」と澤柳選手は語りました

今後は、徐々に投球の強度を上げていく予定で、7月中には本格的な投球再開を目指しています

「学力みたいに、投げる力を伸ばして」と意気込む澤柳選手

筑後の暑い日差しの中、彼は野球少年のようなはつらつとした姿勢を見せています

澤柳選手のリハビリを経てのブルペンでの投球再開は、選手としての新たなスタートを感じさせるものでした。焦りが芽生える一方で、「投げる楽しみ」を再確認した彼の姿は、ファンにとっても嬉しいニュースです。今後の成長が非常に楽しみです。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは? 腕の靱帯の手術で、投手に多く行われることから野球界では有名です。
  • ブルペンとは? 試合前に投手が投球練習を行う場所で、試合でのパフォーマンス向上を図るために使用されます。
  • リハビリとは? 治療や手術後に行う運動療法のことで、選手が体の機能を取り戻すために重要です。

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