広島対楽天戦、判定を巡る混乱で試合中断

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◇プロ野球セ・パ交流戦 広島 ― 楽天(20日、マツダスタジアム)広島と楽天の一戦で、初回に起こった判定を巡り、約10分間の試合中断が発生しました

楽天の小深田大翔選手の打球に関する判定が問題となり、試合の流れが一時停滞しました

初回、楽天は先頭打者の村林一輝選手がヒットで出塁

続くノーアウト1塁の場面で、小深田選手が放ったライトへのフライは、広島の末包昇大選手がダイレクトで捕球したかのように見えました

しかし、1塁塁審はその打球がワンバウンドしたとジェスチャーを示しました

このため、1塁走者の村林選手はライトフライと判断し、一塁に戻りました

その後、末包選手からの送球により、ファーストのモンテロ選手が一塁ベースを踏み、打者走者がアウトとなりました

この状況を受けて、広島の新井貴浩監督がリクエストを行い、リプレー検証が実施されました

その結果、審判は「検証の結果、1塁走者をアウト

1アウト1塁で試合を再開します」と通知

しかし、新井監督は再度説明を求め、審判団がグラウンド上で協議を行いました

その後、場内アナウンスで「最初に打者走者をアウトとしましたが、実際には彼はセーフで、1塁走者がアウトとなりました

したがって、リクエストの回数にはこれが含まれません」と説明されました

この発表により、楽天の三木肇監督も説明を求めましたが、最終的に試合は続行されることとなりました

判定を巡る混乱は、試合開始から早々に訪れましたが、その後は広島の先発投手、森下暢仁選手が打者を打ち取り、初回を無失点で凌ぐことに成功しました

今回の広島対楽天戦での判定を巡る混乱は、プロ野球における審判制度の重要性を再認識させる出来事となりました。特にリクエスト制度の導入は、間違った判定を減少させる効果があります。しかし、審判の判定を巡る協議が長引くことで試合の流れが止まるのは避けたいところです。今後は判定に関する透明性を高める必要があると感じます。
キーワード解説

  • リクエストとは?:試合中に審判の判定が誤っているかどうかを確認するために、監督が使用できる制度のことです。
  • リプレー検証とは?:試合の状況を映像で確認し、審判の判定の正誤を判断するプロセスを指します。
  • ノーアウト1塁とは?:攻撃側がまだアウトを取られておらず、ランナーが1塁にいる状態を示します。
  • ファーストベースとは?:野球の攻撃側が1塁に到達することを目指す位置で、ランナーが最初に踏むベースのことを言います。

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