阪神・村上、好投も勝利なし 交流戦での厳しい戦い続く

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◇交流戦 阪神1―2ソフトバンク(2025年6月20日 甲子園) 阪神タイガースの村上投手は、交流戦でのソフトバンクホークス戦において好投を見せたものの、再び白星を逃した

村上は8回を投げ、5安打1失点と素晴らしい内容だったが、味方打線の援護が仇となり、勝敗はつかなかった

村上は、この試合を含め、23年途中から8戦連続で勝利から遠ざかっている

村上は試合後、「相手もいい投手なので点はなかなか入らないと思いながら、何とか粘ろうと思っていました

立ち上がりが課題かなと思っていたのですが、粘れなかった」と悔しさを滲ませた

特に初回には、連打と四球で1死満塁のピンチを招き、栗原選手の遊ゴロの間に先制点を献上してしまったが、2回には無死二塁の場面で中堅・近本選手の好守で併殺を奪い、立ち直りを見せた

その後も村上は試練が続いた

4回には再び2死二塁とされ、迎えたのは前の打席で二塁打を打たれた牧原大選手

フルカウントから投じた6球目、高めの直球で空振り三振を奪い、さらなるピンチを凌いだ

7回の2死三塁でも、村上は集中を切らさずに打者を抑え、123球の熱投を終えて救援陣に後を託した

この試合は、村上にとって5年目のソフトバンク戦初登板だった

先発ローテーションの調整で、パ・リーグトップタイの6勝を誇るモイネロ投手との投げ合いが実現した

両炎の投手はともに走者を出しながらも、決定打は許さず、粘り強い投球を続けた村上は「お互い球数をいきながら、工夫しながら」という戦いを振り返り、「楽しく投げることができた」とも語った

8勝目を逃した村上だが、先発投手としての役割を十分に果たした

今季の交流戦3試合で22イニングを投げ、4失点、防御率1.64と素晴らしい成績を記録

しかし、勝利をつかめないのは打線との巡り合わせもある

来季には、パ・リーグ相手に勝利の2文字をつかみ取りたいところだ

村上選手の投球内容は素晴らしかったが、打線の援護が得られず、勝てなかったのは残念です。交流戦では特に打撃の弱さが目立つ阪神ですが、最終的には来季に期待したいですね。
キーワード解説

  • 交流戦とは? プロ野球において、各リーグのチームが総当たりで対戦する特別なリーグ戦。
  • 防御率とは? 投手が与えた自責点に基づいて、1イニングあたりの得点を算出した数値で、投手の実力を示す指標。

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