ソフトバンクの代打起用に疑問の声、阪神・岡田顧問が分析

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◇交流戦 阪神―ソフトバンク(2025年6月21日 甲子園) 甲子園球場で行われたソフトバンク戦において、阪神・岡田彰布オーナー付顧問(67)がソフトバンクの終盤の代打策に疑問を呈しました

試合は8回に差し掛かり、ソフトバンクは4番手投手のネルソンに対して、無死一、二塁の場面で、代打に右打者の石塚を起用しました

この時点で、嶺井と牧原大の2人が連打を放ち、ランナーが揃ったことで期待が寄せられていました

石塚選手は前日のゲームでも代打で値千金の決勝二塁打を放った実績があり、岡田顧問はその期待を込みで代打として起用されたと分析しました

しかし、岡田顧問は「石塚は一発の可能性があるが、併殺のリスクも背負っている

ここは左打者を起用した方が良い状況だった」と指摘しました

岡田顧問は、さらに「ネルソンは外国人投手だし、左打者の方が嫌であったはず

それに周東選手もいたわけだし、わざわざ慌てて出てきた石塚を代打に出す必要はなかった」と続け、今回の采配が分岐点になった可能性を示唆しました

そして、結果は石塚が見逃し三振に倒れ、ネルソンは助かったと振り返りました

今回の岡田顧問の指摘は、選手起用における戦術の重要性を再認識させるものでした。試合展開に応じた適切な選手選びが勝敗を大きく左右するため、監督やコーチの采配には常に注目が集まります。特に代打は試合の流れを変える重要な場面で使用されるため、その選択の良し悪しは明確に結果に表れます。
キーワード解説

  • 代打とは? 試合中に選手を交代させて途中出場させることで、特に打者に関しては新たな打撃の機会を与える戦術の一つです。
  • 一発とは? ホームランや長打を打つことを指し、試合の流れを一気に変える可能性があります。
  • 併殺とは? 一度のプレーで二人の走者がアウトになることを指し、攻撃側には非常に不利な状況を作ります。

SNSでもご購読できます。