初回からの攻勢で主導権を握る
セ・パ交流戦は6月21日、バンテリンドームにて中日ドラゴンズと対戦し、北海道日本ハムファイターズが3-2で勝利を収めましたこの結果により、目標の11勝目を達成し、交流戦優勝の可能性がさらに高まりました
ファイターズは試合開始早々、五十幡亮汰選手がヒットで出塁し、続く2番・矢澤宏太選手が左中間を破るタイムリー2ベースを放ち、一塁の五十幡選手が本塁に生還しました
この先制点を足がかりに、さらに攻撃を続けました
4番の野村佑希選手がレフト前ヒットを放った後、5番・郡司裕也選手がセーフティースクイズを決め、この回に2点を奪いました
先発の加藤貴之投手は、5回まで無失点の安定した投球を見せましたが、6回裏に中日の4番・細川成也選手にソロホームランを浴びて1点を失いました
しかし、ファイターズは7回表に清宮幸太郎選手が技ありの第5号ソロホームランを放ち、リードを3-1に広げました
清宮選手は「イソ（五十幡）さんと矢澤が連続三振で、このまま終わると相手に流れがいってしまうと思ったので、なんとか出塁しようと打席に入りました
結果的に最高の形になってくれてよかったです」とこの本塁打を振り返りました
続くピンチも集中力で乗り切る
8回には宮西尚生投手が2アウト二、三塁のピンチを迎えましたが、ショートゴロで切り抜ける場面があり、ここでは山縣秀選手の落ち着いた守備が光りました9回にはノーアウト2塁からの送りバントで走者が三塁に進む場面で、清宮選手が三塁で走者を刺すファインプレーを見せました
その後、2アウト満塁となるも、柳川大晟選手が最後の打者をライトフライに打ち取り、試合を締めくくりました
試合後のヒーローインタビューで郡司選手は「（高橋）宏斗はドラゴンズのエースですし、普通に打っても打てないと多分うちのボスが考えて、セーフティースクイズのサインが出ました」と初回の采配を振り返り、「明日勝って、交流戦優勝して、シリーズ優勝、日本一に向かっていきたいと思います」と力強く語りました
今回の試合では、北海道日本ハムファイターズが初回から積極的に得点を重ね、主導権を握る形となりました。特に清宮選手のホームランは、チームにとって大きな追い風となりました。また、ピンチを乗り切った選手たちの集中力も印象的で、ファイターズの団結力を感じました。今後の交流戦でのさらなる活躍に期待が寄せられます。
キーワード解説
- 交流戦とは？プロ野球におけるセ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する特別なリーグ戦のことを指します。
- セーフティースクイズとは？バントで走者を次の塁に進めると同時に、その走者が安全に進塁できることを目指すプレーのことです。
- ヒーローインタビューとは？試合の中で特に活躍した選手が試合後にメディアの前で、試合の感想などを語るインタビューのことを指します。
