東大・渡辺向輝投手、サブマリンからの快投で侍ジャパン大学日本代表入りをアピール

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東京大学の渡辺向輝投手(4年=海城)は、神奈川県平塚市で行われた「第45回日米大学野球選手権大会」の選考合宿において、抜群の投球内容を披露し、侍ジャパン大学日本代表入りへの道を切り開こうとしています

渡辺選手は、紅白戦で5回から登板し、わずか7球で三者凡退を達成しました

投球内容は、主にシンカーとスライダーを駆使し、打者を翻弄しました

シンカーとは、内角に速球を投げた後、急激に外側に曲がるボールで、スライダーは鋭く変化する横の軌道を持つボールです

どちらも打者にとってはタイミングを取りにくい球種であり、初見の相手に対して非常に効果的だと語った渡辺選手は、「シンカーとスライダーしか投げませんでしたが、初見の相手に打ちずらい球を投げれた」と嬉しそうにコメントしました

観衆の中には、プロ野球球団の関係者も多く、特にあるメジャー球団のスカウトは「左打者3人を完璧に抑えたのは印象的だった

サブマリンは米国でも珍しく、チームの飛び道具として力を発揮してくれそう」と高く評価しました

サブマリン投手とは、投球時に腕を下げて投げるスタイルで、独特な球筋や打者への心理的プレッシャーを与えることができる投手です

日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)も「テンポよくゾーン内で投げ込み、見ていてすごく心地良かった」と絶賛

渡辺選手は今秋のドラフトに向けてプロ志望届提出の意思を表明しており、大学トップクラスの選手たちとの競争において自分の強みを前面に押し出すことが求められています

彼は「今日はベストな結果を出せた

これを継続できれば」と、強い意気込みを見せました

東大の渡辺向輝選手が見せた投球は、ただの紅白戦にとどまらず、プロのスカウトにまで評価される内容でした。サブマリンスタイルの投手は珍しいため、彼の成長が今後のドラフトや日本のプロ野球にどのような影響を与えるのか注目です。また、彼自身の意気込みや結果へのこだわりから、競争心も感じられました。
キーワード解説

  • シンカーとは? シンカーは内角に速球を投げた後、急激に外側に曲がるボールを指します。この球種は打者にとって非常に打ちにくく、特に右打者に対して効果的です。
  • スライダーとは? スライダーは鋭く変化し、横の軌道を持つボールです。打者はこの球種を捉えるのが難しく、特に速いボールと組み合わせることで効果を高めます。
  • サブマリン投手とは? サブマリン投手は投球時に腕を下げて投げるスタイルの投手のことです。その独特な投法は、球速や球筋に独自の変化をもたらし、相手打者に心理的なプレッシャーを与えます。

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