2022年まで在籍した古巣ソフトバンクとの交流戦で、左手中指をつるアクシデントにもかかわらず6回途中無失点の力投を見せ、この試合で3勝目を挙げた
リベンジの舞台
大竹は2023年にも白星の権利を得ていながら逆転負けを喫しており、今回の対戦は3年越しのリベンジとなった試合後のお立ち台では、古巣対戦に対する感謝の気持ちを伝え、「今回は絶対勝つぞと言うつもりで投げました」と語った
アクシデントにも負けず
試合は順調に進み、5回まで無失点の投球を続けていたが、6回に先頭バッターの川瀬に2ボールを与えた際、突如として左手中指がつるアクシデントが発生緊急降板となったものの、後続の中継ぎ陣がしっかりとリードを守り抜き、チームは完封勝利を飾った
記録と感謝
全12球団から勝利を挙げた投手は歴史的にも21人目であり、育成出身者としては前人未到の記録となる大竹は2017年にソフトバンクの育成選手としてプロ入りを果たしたが、剛速球に頼らず、巧みな変化球で打者を翻弄するそのピッチングスタイルが評価されている
期待される今後の活躍
試合後には「もう大丈夫です」と中指の軽傷を強調チームは貯金を9に増やし、交流戦の勝率5割をかけて最終戦に臨む
大竹自身も「リーグ戦も抑えて、優勝できるように自分の役割を全うしたいと思います」と抱負を語った
今回の試合で大竹投手が古巣ソフトバンク相手に勝利を挙げたことは、彼のプロとしての道のりを象徴しています。育成出身として挑戦を続け、全12球団から勝利を達成することで、選手としての成長や努力が実を結んだことが伝わります。特にアクシデントにも関わらず、チームメートがしっかりとカバーした様子からも、チームの結束力が感じられました。
キーワード解説
- 育成出身とは？：プロ野球における育成出身選手は、一般的なドラフトではなく、育成契約に基づいて球団に所属する選手を指します。この制度は、特に才能を持ったが発掘されにくい選手にチャンスを与えるものです。
- 完封リレーとは？：複数の投手が協力して相手チームに得点を許さない投球をすることを意味します。この試合では、大竹からバトンを受けた中継ぎ陣が無失点で抑えました。
- 白星とは？：勝利を意味する言葉で、野球においてはチームが試合に勝った際に付く勝利の数を指します。白星の数は選手やチームの成績を示す重要な要素です。
