阪神岩崎が大竹の白星を守る、苦い思いを払拭した勝利の瞬間

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◇交流戦 阪神3-0ソフトバンク(2025年6月21日 甲子園)この日は特別な日だった

阪神の岩崎が、2年越しの思いを込めて、大竹の白星を守った

試合後、普段は淡々とした口調で登板内容を振り返る岩崎が、「大竹の白星」について問われると、目を細めその感情を語った

「(意識は)もうずっと前から…2年待ったので…この日を

だから、今日、登板機会があって良かった」と述べた

試合は3点リードの9回に進み、岩崎は2死一、三塁のピンチを迎えた

しかし、最後は相手打者の嶺井を三ゴロに仕留め、今季14セーブ目を挙げた

笑顔を見せながら握手を交わした相手は、苦い思いを抱えていた大竹だ

大竹は、2023年6月17日のソフトバンク戦で岩崎の救援失敗によって白星を逃した経緯がある

同年10月4日のヤクルト戦でも逆転負けを喫し、さらに昨年6月5日の楽天戦では2ランホームランを被弾し、白星を消されていた

「(救援失敗が)なぜか大竹の先発が多いんですよね

申し訳ないなと」と、岩崎は当時の心情を語る

この2年で、岩崎は大竹との絆も深めてきた

大竹は2年前の試合後に、「いつも助けていただいて、ありがとうございます

たまには完投できるように自分も頑張ります」というメッセージを手書きで贈り、岩崎の心を温かくした

さらに、今年も岩崎が通算100セーブを達成した際には、記念品を送るなど、互いに支え合う関係を築いている

「大竹の気持ちが伝わるし、やっぱり自分は結果で返さないといけない」と語る岩崎

先輩である大竹への恩返しを果たすかのように、安打を許した中村、嶺井を封じ、零封を成功させた

背番号13の岩崎は、藤川球児(114セーブ)、山本和行(66セーブ)に続く球団3人目の聖地での50セーブを達成した

今回の試合は、岩崎選手が大竹選手の勝利を救ったことが大きな話題となりました。2年前の苦い思い出を乗り越え、強い絆を築いている両選手の姿勢は、スポーツの持つ力を証明しています。これからも彼らの活躍に注目です。
キーワード解説

  • ウイニングボールとは?試合を勝利で締めくくった投手に贈られるボールで、勝利の証とされています。
  • セーブとは?試合の最終局面で登板し、チームが勝ったときに記録される投手の成績の一つで、特定の条件を満たした場合に与えられます。
  • 救援(きゅうえん)とは?先発投手が降板した後に代わりに登板する投手のことで、チームを守る重要な役割を担います。

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