ヤクルト期待のルーキー中村優斗、プロ初登板で最少失点も白星を逃す

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(日本生命セ・パ交流戦、ヤクルト2-4オリックス、3回戦、オリックス2勝1敗、22日、神宮)最速160キロを誇るヤクルトのドラフト1位・中村優斗投手(22)=愛知工大=が22日、交流戦最終戦のオリックスに先発し、プロ初登板を果たしました

結果は、5回で5安打1失点という内容で初黒星を喫しましたが、この日最速153キロを計測した直球で押し、最少失点で切り抜けました

打線の援護に恵まれず白星を逃したものの、彼は「登板前日の過ごし方や試合の入りなどを経験できた

試合の雰囲気、景色も味わうことができたので、負けてしまったんですけど、いい経験になりました」と、前向きな感想を述べています

この日、神宮球場には2万9124人のファンが駆けつけ、その声援を背にマウンドに上がると、初回先頭打者の西川から153キロの内角直球で空振り三振を奪い、ファンを沸かせました

しかし、2番・宗には死球を与え、次の太田選手には中前打を許し、1死一、三塁のピンチを招きます

4番・杉本には2-2のカウントから151キロの直球を投げ、中前打を許しましたが、「気持ちの入った真っすぐだったので、打たれたらそれは収穫がある」と前進する姿勢を見せました

その後も二回以降は粘り強い投球を展開し、特に三回には再び杉本を迎え、おっと149キロの直球で見逃し三振に打ち取るなど、調整を重ねていきました

中村選手は、「(二回以降は)一つ収穫

自信にもつながった」と語り、自己評価も高めています

この交流戦ではチームが最下位に終わりましたが、高津監督は「先発が序盤に崩れる展開が多かった

投手陣の整備は重要」とし、ルーキーの中村選手の粘投がチームの光となることを期待しています

次に向けての準備として、23日に登録を抹消され、次の登板に向けた調整が行われます

「次回は全部(の球種を)コントロールできるようにしたい」と、成長の意欲を見せました

中村優斗選手のプロ初登板は多くのファンが期待する中で行われました。最速の153キロをマークした直球は、将来の可能性を感じさせます。しかし、制球が安定せず、四死球が出たことが課題と思われます。今後は更なる成長が期待され、彼の活躍に注目が集まります。
キーワード解説

  • ドラフト1位とは?:プロ野球選手になるための入団指名の際、各球団が最も欲しい選手を選ぶことを指し、その選手には特に大きな期待が寄せられます。
  • 直球とは?:投手が速いスピードで真っ直ぐに投げるボールのことで、打者にとっては一番反応しやすい球種です。
  • 制球とは?:投手が投げた球を意図した場所に正確に投げる能力のことで、これがブレると打者に狙われやすくなります。

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