特に、奪三振の記録を持つ選手たちがカープファンの心に深く刻まれています
本記事では、初優勝の立役者であり、数々の記録を持つ外木場義郎氏をはじめ、1970年代から80年代に活躍した池谷公二郎氏、そして、川口和久氏に焦点を当て、彼らのピッチングスタイルや業績について詳しく紹介します
外木場義郎:ミスターパーフェクトの称号を持つエース
外木場義郎氏は、カープの初優勝を支えたエースで、プロ初勝利をノーヒットノーランで飾るなど、まさに「ミスターパーフェクト」と称される投手です通算3度のノーヒットノーランを達成し、その中には完全試合も含まれています
彼の投球スタイルは現代のパワーカーブのように、強い球速と切れ味のある球を駆使し、数多くの三振を奪いました
通算成績:
| 登板数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 奪三振 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 445 | 131 | 138 | 3 | 1678 | 2.88 |
池谷公二郎:シーソー投法の豪傑
池谷公二郎氏は、独特の「シーソー投法」と名付けられた豪快なフォームからストレートを武器に、1970年代から1980年代にかけて活躍しました特に1976年と1977年には、2年連続で奪三振王のタイトルを獲得するなど、その腕前を不動のものにしました
一方で、狭い旧広島市民球場での試合では、打たれることも多く、1977年には年間48本のホームランを浴びるなど、波乱万丈なシーズンも経験しました
通算成績:
| 登板数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 奪三振 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 325 | 103 | 84 | 10 | 1056 | 4.13 |
川口和久:魅力的なピッチングとスター性
川口和久氏は、その力強いストレートと多彩な変化球でファンを魅了しました特にカーブとスライダーを織り交ぜるスタイルで、多くの三振を奪った投球が記憶に残ります
また、甘いマスクで女性ファンからも人気を集め、投手としては珍しくスイッチヒッターでもありました
その独特なキャラクターと実力が相まって、彼は多くのファンに愛されました
通算成績:
| 登板数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 奪三振 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 435 | 139 | 135 | 4 | 2092 | 3.38 |
キーワード解説
- 奪三振とは?:打者がバットを振ることなく三球でアウトになることを言い、投手の実力を示す重要な指標として知られています。
- ノーヒットノーランとは?:試合中に相手チームが安打を一本も打つことなく、ピッチャーが勝利することを指します。

