元阪急・福本豊氏が語る巨人打倒の秘訣と盗塁王の軌跡

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元阪急の名選手、福本豊氏(77)が「巨人が恐れた男たち」のインタビューシリーズにおいて、彼の野球人生と巨人との因縁について詳細に語った

福本氏は、かつての「世界の盗塁王」として、通算1065盗塁という驚異的な記録を持つ

その才能と努力が、阪急を日本一に導く原動力となった

福本豊と巨人戦の思い出

福本氏は1976年、日本シリーズにおいて阪急が巨人を打倒し、日本一に輝いた瞬間を振り返った

「巨人相手には行っちゃ負け」と語り、多くの挑戦を経ても勝てなかった巨人戦のプレッシャーを明かした

特に1975年に広島と対戦した日本シリーズでは、巨人に勝つことが特別な意味を持っていたと振り返る

「勝っても泣くやつはおらんかった」と、喜びが抑えきれなかった複雑な気持ちを明かした

練習の重要性

福本氏は「練習は正直だ」と言う

特に試合に向けた特訓の重要性について、年に一度起こるようなプレーを徹底して練習したと語る

緊迫の場面でのポテンヒットを意識した練習など、戦略的な取り組みが実を結ぶ瞬間が多かった

力強い盗塁とホームラン

「この169センチの体で208本もホームランを打っている」と誇らしげに語る福本氏

彼はただ単に盗塁王ではなく、打者としての能力も兼ね備えていた

高校時代からの足の速さを生かし、体重が軽くて筋肉質だったことがその要因だと述べた

福本豊の偉業と影響
彼の影響力は、盗塁だけにとどまらない

外野手部門で歴代最多となるダイヤモンドグラブ賞(現・ゴールデン・グラブ賞)を12度受賞し、88年に引退後は2002年に野球殿堂入りを果たしている

福本氏のキャリアは、後世に多くの選手たちに影響を与え続けている

福本豊氏のインタビューからは、彼の巨人に対する挑戦が色濃く伝わってきます。巨人との戦いは、単なる勝敗だけでなく、選手たちの魂がぶつかる場所でもあったのです。福本氏が語るエピソードは、競技の厳しさと楽しさを両方教えてくれます。彼の努力と情熱は、今でも多くの選手たちに影響を与え続けています。
キーワード解説

  • 盗塁王とは? 打者がどれだけ盗塁(相手の盗塁を成功させること)をいっぱい成功させたかを競うタイトルです。普通、盗塁は相手チームが油断している時や、ピッチャーがボールを投げる前に行います。
  • V9時代とは? 1965年から1973年まで、巨人が日本シリーズで9回連続優勝をした時代のことを指します。これは日本のプロ野球では非常に珍しいことです。
  • ダイヤモンドグラブ賞とは? 外野手や内野手が守備で最も優れていると判断された選手に贈られるタイトルです。選手がどれだけ守備が上手いかを示す賞です。

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