広島のダブルストッパー体制がリーグ戦再開に向けて強化される

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広島がダブルストッパー体制を維持し、リーグ戦での巻き返しを図る

広島東洋カープは6月23日、マツダスタジアムで野手陣と中継ぎ投手が調整を行い、新井貴浩監督(48)がリーグ戦再開の27日・中日戦(バンテリン)からも、栗林良吏投手(28)とテイラー・ハーン投手(30)のダブルストッパー起用を継続することを明らかにした

ダブルストッパーとは、2人の投手が交互に守護神として試合を締める戦略で、チームが相手に応じて臨機応変に投手を起用できるメリットを持つ

この戦略は、5月13日の巨人戦から開始され、現在のところ貯金「1」をキープしている

新井監督は、優れた柔軟性を持つ指揮を通じて首位の阪神を追走する構えだ

勝ち試合を締める投手を固定せず、試合の流れや相手打者によって投手を変えるアプローチは、監督の指導方針とも関連している

栗林とハーンは終盤の8回または9回に起用されることが多く、それぞれが異なる局面で力を発揮してきた

特に栗林は、セーブ機会に対応し、6月22日の楽天戦では3点リードの9回に登板し、9セーブ目を挙げた

また、ハーンも「8回でも9回でも問題ない」と頼もしい言葉を残し、コンビネーションが良好であることを表明している

新井監督は「この中で、どちらが状態を上げていくのかを見極めていきたい」と語り、今後も両投手の投球内容に注目する意向を示している

交流戦は9勝9敗で終え、セ・リーグで唯一負け越さなかった広島は、阪神を追いかける姿勢を崩さず、両リリーバーがその役割を果たしていく

広島のダブルストッパー体制は、勝ちパターンを固定しない柔軟な戦略を取っています。このアプローチは、試合ごとに相手の打者や流れに応じて対応ができるため、監督の判断力とチームの士気を高めます。今後、栗林とハーンの両投手がその役割でどのように貢献するのか、注目が集まります。
キーワード解説

  • ダブルストッパーとは?2人の投手が交互に守護神として試合を締める戦略で、相手打者や試合展開に応じて臨機応変に起用されることにより、より効果的な投球が期待される。
  • 守護神とは?試合の最終回に登場し、リードを守る役割を持つ投手のことを指す。通常、最も信頼されている投手がこの役割を担う。
  • セーブとは?投手が試合終盤に登板し、リードを守ることで記録される成績のこと。セーブを取得することで、投手の実力が評価されることが多い。

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