評論家の矢野燿大氏（56）は、後半戦に向けた構想を明かし、特に前川右京外野手（22）の復調に期待を寄せた
前川が打線の中核になれば、阪神の攻撃力は一層増すと考えている
チームは、次戦のヤクルト戦（神宮）からペナントレースを再開する
前川の奮起に期待
前川選手は、打順6番で左翼のポジションを担うことになり、開幕時のオーダーに戻る選択が望ましいとされているこれまで三塁を守っていたヘルナンデス、糸原、熊谷、高寺などの選手たちにも引き続き頑張ってほしいが、将来の中軸候補として前川の成長が必要だ
打率が237と、成績は今一つだが、前川の力強いスイングは相手投手にとって脅威である
チームは勝利を求めつつ、選手育成にも力を入れる必要がある
投手陣の整備
先発投手陣は村上、才木、大竹、伊原など多くの顔ぶれを揃えているが、ブルペンでは不安定さが見られた特に岩崎と桐敷の不調が響いた
さらに、デュプランティエ投手（30）の位置をストッパーに配置する案も浮上している
彼の真っすぐは力強く、四球を出すタイプでもないため、プレッシャーのかかる場面でも期待できる選手だ
| 選手名 | ポジション | 打率 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|---|
| 前川 | 外野手 | 0.237 | 0 | 8 |
| ヘルナンデス | 内野手 | 0.216 | 2 | 5 |
| 岩崎 | 投手 | - | - | 14（セーブ数） |
前川の2軍調整
前川選手は出場機会を求め、2軍のウエスタンリーグの試合に参加したが、3打数無安打に終わった彼はその中で選球眼を見せ、出塁したものの、得点には結びつかなかった
1軍再昇格を果たした後、「結果を出してスタメンで出られるように頑張ります」と意気込みを示している
まとめ
阪神は今後の戦いに向けて、前川選手の復調とデュプランティエ投手の起用で打線と投手力の強化を図り、セ・リーグ首位の座を守り続けるべく努力することが求められている阪神の前半戦の成績は良好で、特に前川選手の復調が期待されている点が注目される。打線や投手陣における配置転換の可能性も含め、後半戦に向けた工夫が求められる。
キーワード解説
- セ・リーグとは？：日本のプロ野球におけるプロ野球のリーグの一つで、各チームがペナントレースという形式で年間の優勝を争います。
- ブルペンとは？：試合中に投手が待機するエリアで、リリーフ投手が出場の準備を行う場所です。
- ストッパーとは？：特に接戦時に登板することが多い救援投手のことで、試合を締める重要な役割を担います。
