彼は現在、8試合連続で無失点の成績を保っており、特に終盤の接戦において、その存在感を増しています
接戦の中での活躍
18日のロッテ戦および21日のソフトバンク戦では、いずれも接戦の展開の中で7回や8回にマウンドに上がり、得点を許さないピッチングを披露しました「今のポジションを楽しんでいます」とネルソンは語り、どんな状況でもスコアを守ることが重要だと強調しました
チェンジアップの効果
ネルソンの武器となっているのは、シンカーのような軌道で沈むチェンジアップですこの球種は、直球に次ぐ多彩な投球スタイルの一部であり、特に追い込んでからのストライク率は50％を超えています
21日のソフトバンク戦では、8回無死で一・二塁の場面で、そのチェンジアップを駆使し、見逃し三振を奪いました
独学で習得した投球術
ネルソンはプロ入り2年目まで直球とカーブしか持っていなかったものの、2018年にニューヨーク・ヤンキースの傘下にいた際に「もう1球種が必要だ」と独学で研究し、チェンジアップを習得しました初めてこの球種を投げた試合では、7三振を奪う結果となり、今では自身の得意球として認識されています
これにより、彼はセットアッパーとしての役割にぴったりの投手になっています
甲子園でのさらなる挑戦
最近では甲子園での全体練習にも参加し、チームメイトのデュプランティエと意見交換を行いながら、キャッチボールに励みました右肩を打球で負傷し戦線を離脱しているリリーフエース・石井の穴を埋めるため、ネルソンはさらなる本領発揮を期待されています
ネルソンの活躍は、阪神タイガースにとって非常に大きな意義があります。特に、接戦での投球はチームに安定感をもたらし、ファンにとっても期待が高まる要因となっています。今後のさらなる成長が楽しみです。
キーワード解説
- チェンジアップとは？：直球のスピードを保ちながら、変化させることで打者を欺く球種で、平均的なストレートに対して効果的なボールです。
- セットアッパーとは？：試合の決定的な瞬間に登場し、勝利を目指してリリーフを行う投手のことです。
