ソフトバンク、交流戦優勝の鍵は投手陣の安定

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福岡ソフトバンクホークスは、2025年の交流戦を12勝5敗1分けで終え、6年ぶり9度目の優勝を遂げた

監督の小久保裕紀氏は、山川穂高や近藤健介などの主力選手が不在の中、柳町晃輝選手らの活躍でチームの勢いを持続させた

同球団のOBであり本紙の評論家、加藤伸一氏は、交流戦優勝の要因や27日から始まるリーグ戦に向けたカギについて独自の視点を披露した

交流戦優勝の要因

加藤氏によると、ソフトバンクが交流戦を制した最大の要因は、「投手陣の安定」にあるという

交流戦中のチーム防御率は2.20で、これは阪神に次ぐ数字である

この成績は、先発投手陣の安定性に加え、救援陣の杉山、藤井、松本裕の奮闘が大きく寄与している

救援陣の役割

近年、プロ野球では「守護神」と呼ばれるクローザー役が試合の9回を任されるが、ソフトバンクは現在このポジションを固定せず、試合ごとに選手を起用している

杉山、藤井両選手はクローザーとしての経験は少ないが、現在の状況ではこの選択が重要であり、特に杉山は今後この役割を担える可能性がある

オスナ選手の復調

現在、守護神のオスナ選手は調子を崩しており、復活には時間がかかると考えられている

昨シーズン後半から続く不調を考えると、即座に元の状態に戻ることは難しいため、他の選手にチャンスを与えることが重要となっている

リーグ戦再開後のキーマン
交流戦を経てのリーグ戦再開にあたり注目すべきは、戦線離脱している山川選手、今宮選手、柳田選手の状態である

彼らの復帰がチームに与える影響は大きいが、現メンバーでも十分に強いチームを構成できることを、小久保監督は考える必要がある

「キーマン」を挙げるのは難しいが、艇に来るプレッシャーが大きい中で監督が選手をどう起用するかが、優勝のカギとなるだろう

シーズンは折り返し地点を迎え、選手たちの調子を見極めつつ、最適な選手起用を求められる

コーチングスタッフの判断が、チームの明暗を分けることになるかもしれない

ソフトバンクの交流戦優勝は、投手陣の安定が要因と加藤氏が分析しています。特に救援陣の奮闘や監督の選手起用の判断が今後の勝敗に大きく影響するでしょう。
キーワード解説

  • 防御率とは? 投手がどれだけ点を取られたかを示す指標で、値が低いほど投手の能力が優れていると言われる。
  • クローザーとは? 試合の最後に登板し、相手チームの得点を防ぐ役割を担う投手を指す。

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