参加した株主たちは、球団の今後について真剣な疑問を抱いている様子が見受けられ、多くの質問が飛び交った
質疑応答の内容
質疑応答では、11人中9人がヤクルト球団やスワローズに関しての質問を行った主な質問内容には、SNS上での監督や選手に対する誹謗中傷への対策についての意見が目立った
誹謗中傷は、対象者への心理的な負担が大きく、特にアスリートにおいては精神的な影響を及ぼす懸念がある
その他の質問や意見
また、今後の人気キャラクターである「つば九郎」の活動についても関心が寄せられた質疑の中では、監督やスタッフ人事の改革、成績低迷に対する意見、高津監督の心身状態についての心配の声もあった
さらに、新たに建設される神宮球場に関する雨対策や熱中症対策についても詳しく問われた
ダイナミックプライシングとファンクラブの問題
ファンからは、ダイナミックプライシングについての疑問も上がったダイナミックプライシングは、需要に応じてチケット価格を変動させるシステムであり、球団がより収益を上げるための手法となっている
さらに、ファンクラブ入会時のシステム不具合についても批判が集まり、改善を求める声が続いた
選手育成と背番号問題
投手陣の育成やスカウティングについての質問もあり、選手育成の方針に対する関心の高さが伺えたまた、高津監督の背番号22やつば九郎の背番号2896を永久欠番にする提案もなされ、伝説的な選手やキャラクターに対する敬意が表れた
ヤクルトの株主総会での質疑応答はファンの熱い思いを反映する場となった。球団に対する要望や心配事が具体的に挙げられ、今後の球団運営に影響を与える可能性がある。特に、SNS利用の危険性に対する意識の高まりは、球団の選手や監督を守るための重要な課題となるだろう。
キーワード解説
- 誹謗中傷とは?他者を非難したり侮辱したりする行為で、特にSNS上での匿名性により加害者が特定されにくいことから、被害者への影響が大きい。
- ダイナミックプライシングとは?需要に合わせてチケットの価格が変動する方式で、人気のある試合では価格が上がることがある。

