阪神・門別啓人投手、再起をかけ中継ぎへ意欲的に合流

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阪神タイガースの門別啓人投手(20)が、6月25日に一軍に合流し、中継ぎとして再起を目指すことになりました

5日に2軍降格した彼は、その後ファームで直球や変化球を見直し、手応えを得ていると言います

藤川球志監督は「交流戦明けを目指して、最初から組んでいたプラン」とし、6月27日に行われるヤクルト戦から出場登録する意向を示しました

エスコンフィールドでの試合でうつむいていた門別選手の姿が消え、3週間ぶりの一軍合流に彼の表情には気合いが漲っています

「中継ぎですけど、自分的にできることはあると思う

気持ちは先発に置いておいて、しっかり投げられたらなと思います」と語る彼の言葉には強い意志が感じられます

再起への道のり

4日の日本ハム戦では、4回8安打4失点という結果で3敗目を喫し、翌日5日に再び2軍に降格しました

しかし、その後の練習で「真っすぐの出力を上げたり、低めに強い球を投げること」を意識しながら取り組んできたと振り返ります

「変化球でしっかりカウントを取ることもやっていた」と話し、中継ぎとしての役割を果たす覚悟を見せました

監督からの期待

藤川監督は、ファームでの彼のパフォーマンスを高く評価しており、「ファームで非常にいいものが見えたので」という言葉でその実力を認めています

降格後初先発した18日のウエスタン・広島戦では、8回を投げ3安打無失点、12奪三振という好投を見せ、チームへの貢献が期待されています

チーム強化の一環として

現在、阪神は先発ローテーションが固定されているため、中継ぎとしての起用が決まりました

藤川監督は、「夏場には連投が増える」と語り、ブルペンの強化に期待を寄せています

門別選手は20歳と若く、まだ成長の余地があり、リーダーシップや経験を積むことが求められています

若手選手に与えられるチャンス
藤川監督は「すべてが勉強です」と語り、特に若手選手には貴重な経験となることを強調しました

「チャンスが回ってきている」と期待を寄せており、門別選手も「しっかり球の強さをもう一段階上げていけたら」と意欲を見せています

これからのリーグ戦再開に向けて、彼の成長を楽しみにしたいところです

門別選手の再起をかけた中継ぎとしての合流は、阪神にとって大きな期待を抱かせるものです。若くて未熟ながらも、向上心を持って多くの経験をする機会を得られたことは、今後の彼の成長にとって前向きなステップとなるでしょう。チーム力の強化にもつながる重要な役割を担うことが求められます。
キーワード解説

  • 中継ぎとは?:中継ぎは、試合の途中で投手が交代する際に登板する投手のことです。先発投手が投げた後、試合の流れを維持したり、結果を受け持つ役割を果たします。
  • ファームとは?:ファームは、プロスポーツチームにおいて、選手を育成するための下部組織やチームのことを指します。ここでは、若手選手が経験を積む場として利用されます。

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