田中将大、二軍戦での苦闘続く−昇格への道のりは険しい

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プロ野球巨人の田中将大投手(36)が、6月25日に行われたDeNAとの二軍戦に先発し、5回途中で14安打6失点という厳しい結果に終わった

この試合では0奪三振と、期待されたパフォーマンスを発揮できなかった

試合後、彼は「メリハリがなかったかな、という感じ

勝負球で厳しく行ききれていなかったし、相手のバランスを崩すことができていなかった」と反省の弁を述べた

日米通算200勝への距離

田中投手は日米通算で200勝まで残り2勝となっているが、この状況が続く限り、昇格の目途は立っていない

元プロ野球選手で評論家の前田幸長氏(54)は、彼の現状について述べ、「直球勝負」が厳しい状況にあると指摘した

前田氏は「直球は時折140キロ台後半を記録するが、フォームがゆったりしており、打者にとってタイミングが取りやすい」と分析している

三振奪取の難しさ

打者からのタイミングが取りやすいことで、結果的にファウルで粘られやすくなり、最後に甘いボールが打たれてヒットにされてしまうケースが増えている

このため、三振を奪うことも難しくなっているという

「三振がすべてではないが、特に田中選手のような実績のある選手は、二軍相手にはある程度の三振が奪えるべきだ」と前田氏は続けた

フォームの修正が課題

田中投手はプロ18年目を迎えており、年齢的にフォームの見直しが必要だと前田氏は強調する

「球速を急激に上げるのは難しいが、フォームの修正やメカニックは今からでも可能だ」とアドバイスした

前田氏自身も年齢を重ねてからスタイルを変え、その結果選手寿命が延びた経験がある

今後の展望
田中選手にとっては、新たなスタイルを確立し、三試合連続で好投する必要があると前田氏は指摘する

「そうでなければ、一軍昇格は難しい」とし、巨人の先発ローテーションに食い込むためには新しい進化が求められている

楽天時代やヤンキース時代に見せたような多様性を、巨人でも再び示すことが期待されている

田中将大投手の現状は厳しいと感じる。炎上した二軍戦の結果だけでなく、フォームや球速の問題が影響しているようだ。プロ18年目とあって、体力や技術的な課題を解決しなければ、一軍昇格は難しいと感じさせられた。巨人での新たなチャレンジがどうなるか、注目したい。
キーワード解説

  • 直球とは?:直球はピッチャーが最も基本的な考え方で投げる球種で、ボールのスピードが最大になるように投げられるため、打者にとっては打つタイミングを取りやすい。
  • 三振とは?:三振はバッターが投球を三回見逃したり、打ち損じたりすることを指し、特にプロ野球ではピッチャーの実力を測るバロメーターとも言われている。
  • フォームの修正とは?:フォームの修正は、投球フォームの改善を指し、より効率的にボールを投げるための重要なプロセスである。

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