田中将大、2軍での試練を乗り越えられるか?
日本プロ野球の読売ジャイアンツ(巨人)の田中将大投手(36)が、25日に行われたイースタン・リーグの横浜DeNA戦に先発し、結果は深刻なものとなった5回途中で91球を投げ、被安打14、6失点という記録は彼の復帰をますます遠のけるものとなった
田中投手は5月2日に2軍落ちし、これが6試合目の登板となる
前回のロッテ戦では無失点の好投を見せたが、今回の試合では反動が現れた形だ
通算200勝まで残り2勝となっているが、状況は厳しい
巨人OBであり、過去にヤクルトや西武で監督を務めた広岡達朗氏(93)は、「やりようによっては復活できるはずだ
涌井、岸の投球を学べ」と、他のベテラン選手の名を挙げて激励を送った
炎上の要因と今後の課題
試合が始まると、立ち上がりから問題が噴出先発の田中は、1軍選手である石上、梶原に連打を浴び、二死二、三塁のピンチを迎えた
そこで5番の井上に甘い球を投げてしまい、2点を失ってしまった
2回には更にピンチが続き、森、石上に捉えられ満塁となる
ここでも梶原に得点を与えてしまい、さらなる失点は続いた
4回には一度無失点に抑えたものの、5回にまた連打を許し、最終的に6失点
ストレートの最速は147キロで、三振はゼロだった
試合後、田中は「厳しく攻めていなかった
この結果を受け止めて前に進まなければならない」と冷静に語った
復活の鍵は経験と工夫
昨オフ、楽天を自由契約となり巨人に加入した田中は、4月3日の中日戦で日米通算198勝目をあげたが、その後は苦戦が続いている特に4月17日の横浜DeNA戦での大炎上や、5月1日の広島戦でも打ち込まれるなど、安定感に欠けている
今後はコントロールやストレートの使い方、そして自身のピッチングスタイルの見直しが求められるだろう
広岡氏は、田中に対し「シーズンを通してローテーションを守るのは難しいが、日米200勝は可能だ」と期待を寄せ、経験を生かしたゲームメイクを提案した
田中将大投手は、今回の2軍での出場で厳しい結果を残したが、今後の復帰に向けた可能性を考えるとその経験が活かされることが期待される。しっかりとした調整や工夫が求められ、自己分析を通じて上昇していく姿を見たいものです。
キーワード解説
- イースタン・リーグとは?:プロ野球の2軍選手たちがプレーするリーグで、選手の調整や若手の育成が行われます。
- 防御率とは?:投手が投球した際に与える得点を示す指標で、数字が低いほど優秀な投手とされます。
- ストレートとは?:速球のことを指し、特に直球を意味します。投手の基本的な球種の一つです。
- 復帰とは?:2軍から1軍に戻ることを指し、選手が怪我や不調から回復した際に行われます。

