特に今年の交流戦は、セ・リーグのチームが貯金を作れず、例年と比べて「パ・リーグ高、セ・リーグ低」という状況が顕著でした
横浜ベイスターズは、交流戦を通じて33勝32敗3分けという成績で貯金1を保ちつつ、首位の阪神タイガースからは3.5ゲーム差の2位タイという悪くない立ち位置を維持しています
この状況は、セ・リーグ全体の成績が芳しくないことと関係しています
交流戦を対戦別に見ると、北海道日本ハムと東北楽天相手に2勝1敗で勝ち越したものの、オリックス、埼玉西武、千葉ロッテとの対戦では1勝2敗で負け越しています
そして交流戦優勝の福岡ソフトバンクとは3連敗を喫しました
投手成績について分析すると、先発投手陣ではジャクソンが2勝1敗でトップの成績を収め、東克樹、ケイ、バウアー、大貫晋一が1勝2敗という成績でした
特にバウアーは2022年の交流戦での素晴らしい成績を期待されていましたが、今年は最初の登板で好投を見せたものの、その後の登板では苦しい結果となりました
また、ジャクソンは防御率2.25を記録し、これもチームトップの数字です
ただし、奪三振数ではバウアーが22でチーム内最高の成績を持ち、これは12球団でも4位となっています
リリーフ陣では、伊勢大夢と堀岡隼人がチームトップの6試合に登板し、共に防御率0.00という素晴らしい結果を残していますが、二人の貢献度には差があります
伊勢は4ホールドを記録しており、堀岡は勝ち負けともに0という結果です
クローザーの位置にいる入江大生はセーブ数でトップに立っていますが、その数字はやや物足りなく感じられます
これはチームが4点以上リードしての試合が多かったため、セーブの機会が少なかったことが要因と考えられます
今回の交流戦では横浜ベイスターズが苦しい戦績に終わり、特にセ・リーグ全体としても貯金を作れない状況が目立った。その中で個々の選手たちのパフォーマンスや、リリーフ陣の安定感など、チームの今後の展開にも影響を与えるポイントが多く存在している。今後の試合での改善や、選手の成長に期待がかかる。
キーワード解説
- 交流戦とは？プロ野球のレギュラーシーズンの一環として行われる、セ・リーグとパ・リーグのチーム同士が対戦する特別な試合です。
- 防御率とは？投手が一定の投球回数に対して、平均して何点失点しているかを示す指標で、数値が低いほど優れた成績とされます。
- ホールドとは？リリーフピッチャーが試合の勝敗に関与しつつ、投げた際に自チームが勝っている状態で試合を切り抜けることによって得られる記録です。
