両チーム無得点のまま迎えた６回、１死の場面でオコエはカウント２－２から、相手先発投手のケイが投げた１４３キロのカットボールを捉え、中堅フェンスに直撃する三塁打を放った
この打球は、彼の「流し打ち」で打たれたもので、非常に大きなストライドを見せて三塁にヘッドスライディングして生還した
オコエは「流れを持ってこれて良かったです」とコメントし、チームメイトからの祝福を受けて微笑んだ
続く泉口選手の犠牲フライで、オコエは本塁へ生還し、この試合の決勝点を奪った
オコエの三塁打の前には、一塁走者の丸選手が盗塁死する場面があり、チームにとっても嫌な流れを振り払った形になった
阿部監督はオコエについて「その前にちょっとこちらのミスがあったけど、よく打ってくれましたね」と言い、彼の働きを称賛した
この試合でオコエは、ボウリングのピンのような形状のトルピードバットを使用しており、これは彼自身の調整を施した“マイ魚雷バット”である
オコエは、過去に楽天戦で他選手のトルピードバットを使用した経験があったが、自分専用のものを使ったのは今回が初めてだ
トルピードバットは、中央部分が太く先端が細くなっており、スイングがしやすい特長を持つ
このバットによって、オコエはシャープなスイングを披露し、試合ではマルチ安打を記録した
「良いアプローチができているので、これを続けたい」と今後の意気込みを語った
さらに、彼は４月４日の一軍再昇格後、４７打数１６安打、打率３割４分と好調を維持しており、「ピッチャーのデータを見ながら使い分けていきたい」と意欲を示している
評論家の宮本和知氏は、オコエの長打力とスピードが得点につながったことや、相手投手のクイックに隙をついた姿勢を高く評価している
この記事からは、選手が自分に合ったバットを選ぶ重要性や、状況によって役割を果たす姿勢が感じられます。また、得点を狙う姿勢が球団全体に流れを生むことを示しているように思います。
キーワード解説
- トルピードバットとは？
- カットボールとは？
- ヘッドスライディングとは？
